メヘディンチ県
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県章 メヘディンチ県の位置 | |
地域 | 南西地域 |
---|---|
歴史的な地域 | オルテニア、バナト |
県都 | ドロベタ=トゥルヌ・セヴェリン |
面積 | 4,933km² |
人口 | 234,339人(2021年)[1] |
人口密度 | 48人/km² |
ISO 3166-2 | RO-MH |
メヘディンチ県 (メヘディンチけん、ルーマニア語:Judeţul Mehedinţi, 発音:me.he.'din.ʦi)は、ルーマニアの県。オルテニア地方とバナト地方(西部のわずかな部分)にまたがる。県都はドロベタ=トゥルヌ・セヴェリン。南部はブルガリアのヴィディン州と、南西部はセルビアのボル郡と、北西はカラシュ=セヴェリン県と、北東はゴルジュ県と、そして南東はドルジュ県と接する。
日本語ではメヘディンツィの表記もあり、こちらの方がより原語発音に近い。
人口統計
[編集]人口は234,339人(2021年国勢調査)。主要民族構成は下記の通り[1]。
年 | 県人口[2] |
---|---|
1948 | 304,788 |
1956 | 304,091 |
1966 | 310,021 |
1977 | 322,371 |
1992 | 332,673 |
2002 | 306,732 |
2011 | 254,570 |
2021 | 234,339 |
地理
[編集]県面積は4,933平方キロメートルである。北西部には南カルパチア山脈の西の端である、1,500メートル以上のメヘディンチ山脈がある。標高は東部へ向かって低くなり、丘陵を通過してルーマニア平原の西端である高原地帯となる。
南部はドナウ川が流れて、水路や池のある幅の広い谷を形成する。その他の重要な河川は、ジウ川の支流である東側のモトル川である。県西部を流れるチェルナ川は、オルテニアとバナトの間を通過する。
経済
[編集]エネルギー分野が県内で発展を続けている。ドナウ川流域には2つの大規模水力発電所がある。ドロベタ=トゥルヌ・セヴェリンには重水複合施設がある。
県の主要産業には以下のものがある。
- 化学工業
- 食品・飲料製造
- 織物産業
- 機械部品製造
- 鉄道・船舶設備製造
- 林業と製紙業
県南部は農業が主であり、穀物生産が広範囲で行われている。野菜も生産され、ワイン生産と果樹園も重要である。
観光
[編集]- ドロベタ=トゥルヌ・セヴェリン - ドナウ川にかけられたトラヤヌス帝時代の橋の廃墟がある
- オルショヴァ
- メヘディンチ山脈
- 鉄門 (ドナウ川)
行政区画
[編集]県は2つの都市、3つの町、61の基礎自治体からなる。
主な都市
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “Tabel-2.02.1-si-Tabel-2.02.2.xlsx”. ルーマニア国家統計局. 2024年8月28日閲覧。
- ^ National Institute of Statistics, "Populaţia la recensămintele din anii 1948, 1956, 1966, 1977, 1992 şi 2002"