ラグビーリーグナインズ
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ラグビーリーグナインズ | |
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統括団体 | ラグビーリーグ国際連盟 |
通称 | ナインズ、フットボール、フッティ、リーグ |
特徴 | |
身体接触 | フルコンタクト |
選手数 | 15(フィールド上に9、控えに6) |
男女混合 | 男女別 |
カテゴリ | 屋外 |
ボール | フットボール |
競技場 | ラグビーリーグ競技場 |
ラグビーリーグナインズ(英: Rugby league nines、あるいは単にナインズ)は、各チーム9人の選手でプレーされるラグビーリーグフットボールの変種である。この競技は13人制のラグビーリーグと実質的に同じであり、規則にいくらかの差異があり、試合時間がより短かい。ナインズは、試合時間が短く、大会を1日または単一の週末で完了することができるため、大抵はフェスティバルでプレーされる。類似したラグビーリーグセブンズ(7人制ラグビーリーグ)よりも人気が高くなってきており、ラグビーユニオンセブンズ(7人制ラグビーユニオン)との差別化のために多くの大会がナインズを採用している。
競技規則
[編集]ナインズの競技規則は標準のラグビーリーグ競技規則と同じであるが、以下の例外がある。
- 各チームは最大15人の選手のスカッドが許され、フィールド上には同時に9人を越える選手が出てはならない。指名された4人の控え選手については無制限の交代が可能である。
- 試合は15分で、前後半はそれぞれ7分半である。ハーフタイムのインターバルはないが、エンドを変更するために最大1分が許されている。各ハーフはプレースキックで始まる。
- スクラムは5人以下のフォワードから成り、フロントローは最大3人、セカンドローは最大2人である。ボールがスクラム内にある時は、各チーム4人以下がバックスとして行動するものとする。ボールはセカンドローの足の後方から出なければならない。
- トライ成功後のコンバージョンはドロップキックの形式で行う。得点した側のチームはトライラインの後方に撤退しなくてもよいが、コンバージョンの試みに干渉してはならない。
- 点が入った後、得点された側のチームがハーフウェイラインの中央からタップリスタートで試合を再開する。
- チームにペナルティーが与えられた時、反則が起こった場所の10メートル前方からタップでプレーを開始しなければならない。
- 選手による不正行為が起きた場合、審判は当該選手を5分間の出場停止とすることができる。主要なナインズの大会であるカーネギー・フラッドライト・ナインズでは、これは2分間に短縮されている[1]。
NRLオークランド・ナインズ
[編集]正規のナショナルラグビーリーグの試合と異なる主な規則変更は以下である。
- 前後半9分、ハーフタイム2分
- フィールド上に各チーム9人で6人の無制限の交代選手
- スクラムは二重のノックオン後にのみ作られ、攻撃側がどちら側からボールをフィードするかを選択する。
- ビデオ審判はない。1名のオンフィールド審判がいる。
- 同点の場合、予選ラウンドでは5分間のゴールデントライ方式の延長戦、決勝ラウンドでは制限時間無しのゴールデントライ方式の延長戦が行われる。
- 40/20[2]後はタップで試合再開する。
- ポストの下のボーナスゾーンでのトライは5点で、2点のドロップキックコンバージョンが試みられる。
- 得点したチームはドロップキックでプレーを再開する。
- 3分間のシンビン(一時的な出場停止)
- 5回のタックルで攻守交替
主要大会
[編集]- ラグビーリーグ・ワールドカップ・ナインズ
- パシフィックゲームズのラグビーリーグ競技
- NRLオークランド・ナインズ
- カブラマッタ・インターナショナル・ナインズ
- ロンドン・ナインズ
- スーパーリーグ・ワールド・ナインズ
脚注
[編集]- ^ Super League (2009年8月4日). “Officials look forward to Carnegie Floodlit 9s”. Super League. 2011年12月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年8月4日閲覧。
- ^ 自陣40メートル以内から蹴ったボールが敵陣20メートルラインより後方でタッチへ出たら攻撃側のボールとなる規則。