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ランボルギーニ・ジャルパ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ランボルギーニ・ジャルパ
P350
ジャルパ・シリーズII
ジャルパ・シリーズII(リア)
概要
販売期間 1981年1989年
デザイン ジュリオ・アルフィエーリ
カロッツェリア・ベルトーネ
ボディ
乗車定員 2人
ボディタイプ 2ドア タルガトップ
駆動方式 MR
パワートレイン
エンジン 3,485cc V型8気筒 DOHC
最高出力 250馬力/7,000rpm
最大トルク 32.5kgm/3,500rpm
変速機 5速MT
車両寸法
ホイールベース 2,450mm
全長 4,330mm
全幅 1,880mm
全高 1,140mm
車両重量 1,510kg
系譜
先代 シルエット
後継 ガヤルド
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ランボルギーニ・ジャルパLamborghini Jalpa、"ハルパ" )は、ランボルギーニが1981年から1988年まで販売した2座席のミッドシップカーである。

概要

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1981年3月のジュネーブ・ショーで発表された。「シルエット」をベースにしており、基本的なメカニズムに大きな変更はない。主任設計者は、元マセラティ社のジュリオ・アルフィエーリ (Giulio Alfieri[1]。「ジャルパ」の名前は、有名な闘牛に由来する。

日常生活でも使用できるようにドライバビリティーや快適性を提供することを目的に、DOHCV型8気筒エンジンはボアφ86mmのままストロークを75mmに伸すことによって排気量は3,485ccと拡大された[2]

スタイリングについては、再び「カロッツェリア・ベルトーネ」が手掛けた。ホイール径は16インチに拡大された、OZ製ディッシュ型[3]。インテリアについては、ステアリングホイールに衝突時の安全を考えたクラッシュパッドがつき、時流に合わせたものとなった[4]

1988年に生産が終了、総生産台数は410台[5]ウラッコから始まった「ベビー・ランボルギーニ」の系譜は一旦ここで途切れ、2003年のガヤルド登場までラインナップから姿を消すこととなる。また、V8エンジン車も2018年のウルス発売[6]まで姿を消すこととなった。

モデル

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初期モデル(1981年~1984年)

通称:シリーズ I

初期モデルのバンパーとエア・インテークは、「シルエット」と同様に黒に塗装されていた。ただし、エア・インテークの形状は「シルエット」のものとは異なる。

シリーズ II(1984年~1988年)

1984年のジュネーブ・ショーにおいて、シリーズ IIが発表された。エア・インテークがボディと同色に塗装されるようになった。ステアリング・ホイールの径が拡大され、エアコンとパワー・ウィンドウが標準装備となった[7]。1988年、親会社のクライスラーが生産終了を決定した。

F1 セーフティカー

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1983年、カウンタックLP400Sと共用でフォーミュラ1モナコグランプリセーフティカーに採用された[8][9]。(OZホイールのスポンサーデカール付き)

脚注

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  1. ^ 「ランボルギーニ ジャルバ」『ランボルギーニのすべて』三栄書房〈モーターファン別冊 名車アーカイブ〉、2013年、70頁。 
  2. ^ JALPA 最後のランボルギーニV8。”. Automobili Lamborghini S.p.A.. 2018年11月6日閲覧。
  3. ^ 「ジャルパとLMシリーズ」『ランボルギーニ』ネコ・パブリッシング〈ワールド・カーガイド〉、1995年、126頁。 
  4. ^ 小川フミオ (2018年10月22日). “1970年代のランボルギーニの独自性を象徴したシルエット”. 朝日新聞デジタル. 2018年10月24日閲覧。
  5. ^ 総生産台数410台のランボルギーニ ジャルパが販売中”. Carnny (2017年1月5日). 2018年11月7日閲覧。
  6. ^ ホリデーオート編集部 (2018年2月6日). “【ニュース】スーパーSUV、ランボルギーニ・ウルスが日本デビュー!”. Webモーターマガジン. 2018年11月18日閲覧。
  7. ^ 「ランボルギーニ ジャルバ」『ランボルギーニのすべて Vol.2』三栄書房〈モーターファン別冊 名車アーカイブ〉、2017年、73頁。 
  8. ^ Peter Orosz (2010年7月10日). “Holy Ferruccio! A Lamborghini Countach Safety Car”. Jalopnik. 2015年10月14日閲覧。
  9. ^ Top 10 F1 Safety cars”. Car Keys (2017年8月16日). 2018年12月16日閲覧。

関連項目

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ランボルギーニ S.p.A. ロードカータイムライン 1963-
タイプ 1960年代 1970年代 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代 2020年代
3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3
MR(含ミッドシップ4駆) V12 ミウラ カウンタック ディアブロ ムルシエラゴ アヴェンタドール レヴエルト
イオタ レヴェントン ヴェネーノ チェンテナリオ エッセンツァ シアン カウンタック
V8/V10 シルエット ジャルパ ガヤルド ウラカン
2+2 ウラッコ
FR GT 350GT
2+2 400GT イスレロ ハラマ
エスパーダ
クロスカントリー4WD
SUV
LM002 ウルス
オーナー
親会社
フェルッチオ・ランボルギーニ ロセッティ、
レイマー
イタリア政府管理下 ミムラン クライスラー メガテック Vパワー アウディ
試作レーシングカー: ランボルギーニ・イオタ(1969)、ランボルギーニ・ハラマRS(1973)、ランボルギーニ・ウラッコ・ラリー(1973)
コンセプトカー: ランボルギーニ・エストーケ(2008)、ランボルギーニ・エゴイスタ(2013)、ランボルギーニ・アステリオン(2014)、ランボルギーニ・テルツォ ミッレニオ(2017)
人物: フェルッチオ・ランボルギーニジャンパオロ・ダラーラマルチェロ・ガンディーニパオロ・スタンツァーニ
公式WEBサイト: Automobili Lamborghini Holding Spa