林崎漁港
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林崎漁港(はやしざきぎょこう)は、兵庫県明石市林にある第2種漁港である。
概要
[編集]ブランド化された「明石鯛」「明石蛸」で知られる明石海峡付近、播磨灘を漁場とする。
明石海峡の潮流が激しくぶつかる付近に位置していることから、良好な漁場となっている。明石市街からもほど近く、休日には一般の釣り人の姿も見られる。
- 漁協名 - 林崎漁業協同組合[1]
- 登録漁船数 - 358隻
- 属地陸揚量 - 12,971 t
- 属地陸揚金額 - 3,414 百万円
- 主な漁獲物 - のり(のり養殖)、しらす(ひき回し網)、たこ(小型底引網)
大洋漁業ゆかりの地
[編集]マルハニチロ(旧大洋漁業)ゆかりの地で代々、漁師として林崎漁港を母港にしていた中部家は「林崎漁港」の有る旧林村にちなんで屋号を「林屋」とし魚の棚に店を構えていた。この時に丸印に「は」の商標を定めた。中部幾次郎が本拠を下関に移し「林兼商店」を設立し、後に社名を「大洋漁業」と改めたが、商標はそのまま継続された。兵庫県立明石公園に中部幾次郎像が設置され、幾次郎の功績を顕彰している。
林潮
[編集]『播磨国風土記』に記載される林潮(はやしのみなと)の推定地とされる[2][3] 。
脚注
[編集]- ^ “主な漁港の紹介(林崎漁港)(2009年港勢調査より)”. 兵庫県. 2015年12月6日閲覧。
- ^ “文化博物館だより No.131「1.『硯町遺跡』 奈良時代後半の出土遺物」” (PDF). 明石市立文化博物館 (2006年9月27日). 2015年12月6日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 橘川 真一. “明石港の「みなと文化」「第1章 1.古代から栄えた明石の泊り」” (PDF). 港文化研究事業. 2015年12月6日閲覧。