西川原駅
西川原駅(西川原・就実駅)* | |
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南口(2007年3月) | |
にしがわら・しゅうじつ Nishigawara・Shūjitsu | |
◄JR-S03/N03 高島 (1.9 km) (2.6 km) 岡山 JR-S01/N01► | |
所在地 | 岡山市中区西川原一丁目203-17 |
駅番号 |
JR-S02(山陽本線) JR-N02(赤穂線) |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 |
■山陽本線 (■赤穂線直通含む) |
キロ程 |
140.8 km(神戸起点) 播州赤穂から51.6 km |
電報略号 | シワ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
3,133人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 2008年(平成20年)3月15日 |
備考 | 無人駅 |
* 正式駅名は「西川原」であるが、駅名標含む構内の駅名記載は「西川原・就実」 |
西川原駅(にしがわらえき)は、岡山県岡山市中区西川原一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅である。線路名称上では山陽本線単独駅であるが、運転系統上赤穂線列車も乗入れ、当駅に停車する。駅番号は山陽本線がJR-S02、赤穂線がJR-N02。
旅客案内上は西川原・就実駅(にしがわら・しゅうじつえき)となっている(後述)。
概要
[編集]当駅は、就実大学・就実短期大学を運営する学校法人就実学園が駅の建設費全額を、岡山市が駅周辺整備費をそれぞれ負担して設置された請願駅である。2023年12月現在、岡山県内で最も新しい駅である。
駅名については、JR西日本側が地名の「西川原」、地元西川原地区や就実学園側が、学校の宣伝と生徒誘致を目的に「就実大前」をそれぞれ主張し、2006年春の新設予定が延期となった[1]。この経緯から、時刻表や運賃表、路線図に表示される正式駅名は「西川原」となり、同駅駅舎やホーム駅名表示、列車車内放送は「西川原・就実」となった[1][注釈 1]。
歴史
[編集]- 2004年(平成16年)3月:就実学園がJR西日本岡山支社に、高島駅 - 岡山駅間への新駅開設に関する要望書を提出。
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)3月15日:山陽本線高島駅 - 岡山駅間に新設[6]。
- 2016年(平成28年)4月24日:CTC化に伴い、改札口とホームに設置されたLED式発車標の使用を開始。
- 2020年(令和2年)9月:駅ナンバリングが導入され、使用を開始[7][8]。
- 2021年(令和3年)7月1日:駅業務がJR西日本岡山メンテックからJR西日本中国交通サービスへ移管される[9]。
- 時期不明(2021年度内):無人駅化。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する高架駅である。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。ホームとは階段と踊り場のある90 mのスロープで連絡しているが、いずれも屋根が無い。エレベーター新設予定は無く、バリアフリー観点から利便を心配する声もある[10]。
以前は東岡山駅管理の業務委託駅(JR西日本中国交通サービス受託)であった。しかし、2021年度中に完全無人化。それに伴い、駅スタンプも廃止された。
簡易自動改札機が設置されている。有人駅時代もみどりの窓口は設置されていなかった上[11]、窓口での出札も通常時は行われておらず[注釈 2]、乗車券は自動券売機でのみの購入となっていた。自動改札機が簡易式であるため、降車客の乗車券は駅係員が集札していたが、窓口非営業時は改札機裏側の集札箱に乗車券を投入する形になっていた。トイレは改札内で駅務室の隣にある[12]。
本格的な駅舎がない代わりに、有人改札と券売機の収納スペースを兼ねたプレハブ建築の事務室が設置され、無人化後も入試・オープンキャンパスなどの多客時の臨時対応のために存置されている。
ホーム有効長は7両であり、当駅開業後はドアカットを回避するため、8両編成以上の普通列車(各停)を運転していない。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | 山陽本線 | 上り | 和気・姫路方面[12] |
赤穂線 | 西大寺・播州赤穂方面[12] | ||
2 | 山陽本線 赤穂線 |
下り | 岡山・福山方面[12] |
- 開業当時からご当地メロディは無くJR西日本旧標準入線ベルが使用されていたが、2011年より放送言い回しを一部変更の上、JR西日本標準入線メロディが流れるようになった。
利用状況
[編集]乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
2007 | 885 |
2008 | 1,685 |
2009 | 2,057 |
2010 | 2,306 |
2011 | 2,547 |
2012 | 2,764 |
2013 | 2,970 |
2014 | 3,093 |
2015 | 3,380 |
2016 | 3,553 |
2017 | 3,719 |
2018 | 3,863 |
2019 | 3,873 |
2020 | 2,813 |
2021 | 3,133 |
駅周辺
[編集]駅南西側には就実大学・就実短期大学があり、付近は閑静な住宅街が広がっている。岡山市中心部への通勤客や大学生らが多い。駅北側付近の主要道路(都市計画道路万成国富線)沿いには、飲食店や病院等が相次ぎオープンしている。
- 就実大学・就実短期大学
- 就実小学校
- 岡山県立岡山操山中学校・高等学校
- 岡山市立宇野小学校
- 就実こども園
- 岡山市立浜保育園
- 岡山市中区役所
- 岡山県岡山中央警察署
- おかやま西川原プラザ
- 岡山市善隣館
- 百間川緑地公園[14]
- ジョセイ新聞社:岡山では初めてフリーペーパーを発行していた新聞社[注釈 3][15]。
- 宮下酒造
- 岡山ハートクリニック
- 妙龍寺
- 大林寺
- 岡山県道・兵庫県道96号岡山赤穂線
- 宇野バス「岡山ハートクリニック前」停留所
- 旭川
- 百間川
- 心臓病センター榊原病院
隣の駅
[編集]- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 山陽本線・ 赤穂線(東岡山駅まで山陽本線経由)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 石川勝義「JR山陽線:岡山―高島間に新駅設置へ 駅名表示は「西川原・就実」」『毎日新聞』2007年5月8日、地方版:岡山、25面。
- ^ 「JR山陽線の岡山-高島間に新駅 西川原駅、来年3月に開業」『朝日新聞』朝日新聞社、2007年5月9日、大阪地方版/岡山、26面。
- ^ 「「西川原駅」設置を認可 中国運輸局 岡山に来年3月開業」『山陽新聞』山陽新聞社、2007年5月28日、夕刊、1面。
- ^ 「JR山陽線:新駅「西川原・就実」着工 来春、ダイヤ改正に合わせ開業」『毎日新聞』毎日新聞社、2007年9月15日、地方版/岡山、25面。
- ^ 「JR西日本:「須磨海浜公園」など6新駅名発表」『毎日新聞』毎日新聞社、2007年9月20日、大阪朝刊、30面。
- ^ 「西川原駅が開業 JR山陽線」『読売新聞』読売新聞大阪本社、2008年3月16日、大阪朝刊、33面。
- ^ 岡山・福山エリア 8路線82駅への「駅ナンバー」の導入について - 西日本旅客鉄道、2020年7月28日、2020年7月28日閲覧。
- ^ 岡山・福山エリアの主な路線に「路線記号」「ラインカラー」を導入します - 西日本旅客鉄道、2015年9月17日、同日閲覧。
- ^ “株式会社JR西日本中国交通サービスの設立について” (PDF). 西日本旅客鉄道株式会社 (2021年4月1日). 2021年4月6日閲覧。
- ^ 西川原駅起工 地域活性化に期待 施設面に「宿題」も - 山陽新聞ニュース(2007年9月15日)
- ^ “西川原駅│駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年3月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月22日閲覧。
- ^ a b c d “西川原駅│構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年4月22日閲覧。
- ^ “岡山県統計年報”. 岡山県. 2023年3月29日閲覧。
- ^ “百間川緑地 | 岡山市公園協会”. 岡山市公園協会. 2023年1月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月22日閲覧。
- ^ “ジョセイ新聞社 トップページ”. ジョセイ新聞社. 2023年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月22日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 西川原駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道