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豊城駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
豊城駅
とよしろ
Toyoshiro
所在地 北海道勇払郡鵡川町字豊城
北緯42度35分46.54秒 東経141度57分21.43秒 / 北緯42.5962611度 東経141.9559528度 / 42.5962611; 141.9559528
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1922年大正11年)7月24日[1]
廃止年月日 1986年昭和61年)11月1日[2]
乗入路線 2 路線
所属路線 富内線
キロ程 3.6 km(鵡川起点)
鵡川 (3.6 km)
(4.2 km) 春日
所属路線 富内線鉄道省
キロ程 24.1 km(沼ノ端起点)
入鹿別 (4.4km)
備考 富内線廃線に伴い廃駅
(沼ノ端駅・豊城駅間は、
1943年昭和18年)11月1日
に廃止)
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1975年の豊城駅と周囲約750m範囲。右側が日高町方面。左側直進が金山線時代の沼ノ端方面の軌道跡で、道路に転用されている。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

豊城駅(とよしろえき)は、北海道胆振支庁勇払郡鵡川町字豊城(現・むかわ町)にかつて設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)富内線廃駅)である。事務管理コードは▲132301[3]

歴史

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駅構造

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廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。ホームは、線路の北東側(日高町方面に向かって左側)に存在した[5]転轍機を持たない棒線駅となっていた。かつては相対式ホーム2面2線を有する、列車交換可能な交換駅であった。使われなくなった1線は撤去されていた。

無人駅となっており、駅舎は無かったがホームから少し離れた場所に木造の小さな待合所を有した[6]

駅名の由来

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所在地名より。もともと同地はアイヌ語の「ケナㇱオㇿ(kenas-oro)」(河原の林・の中)に由来する「毛奈城(けなしろ)」と名乗ったが[7]、後年現在の名称に改名されている。

利用状況

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  • 1981年度(昭和56年度)の1日当たりの乗降客数は18人[5]

金山線時代の利用状況は 1923年1月-12月の乗降客数:13,564人(1日当たり約37人)[8]


駅周辺

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駅跡

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1999年(平成11年)時点では、駅前にあった木のみが駅跡を示している状態であった[10]。2011年(平成23年)時点では更地になっている[6]

また、2011年(平成23年)時点では鵡川方の線路跡が低い築堤として残存していた[6]。 金山線時代の沼ノ端方の路盤跡、当駅跡および日高町方の路盤跡には道道983号が敷かれている。

隣の駅

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日本国有鉄道
富内線
鵡川駅 - 豊城駅 - 春日駅

脚注

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注釈

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  1. ^ 1983年(昭和58年)時点では既に無人駅となっている(書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)106ページより。)。

出典

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  1. ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、865頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b “日本国有鉄道公示第109号”. 官報. (1986年10月14日) 
  3. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、229頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  4. ^ 『官報』 1922年07月28日 鉄道省彙報 「地方鉄道運輸開始」(国立国会図書館デジタルコレクション)
  5. ^ a b 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)106ページより。
  6. ^ a b c 書籍『北海道の鉄道廃線跡』(著:本久公洋、北海道新聞社2011年9月発行)82,95ページより。
  7. ^ 本多 貢 (1995-01-25). 児玉 芳明. ed (日本語). 北海道地名漢字解. 札幌市: 北海道新聞社. p. 41. ISBN 4893637606. OCLC 40491505. https://www.worldcat.org/oclc/40491505 2018年11月14日閲覧。 
  8. ^ 「北海道案内」高橋理一郎編 地方振興事績調査会出版 1924年(大正13年)発行(国立国会図書館デジタルコレクション)
  9. ^ 書籍『北海道道路地図 改訂版』(地勢堂、1980年3月発行)11ページより。
  10. ^ 書籍『鉄道廃線跡を歩くVII』(JTBパブリッシング2000年1月発行)64ページより。

関連項目

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