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風連駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
風連駅
駅舎(2017年10月)
ふうれん
Fūren
W45 瑞穂 (3.6 km)
(6.0 km) 名寄高校 W47
地図
所在地 北海道名寄市風連町本町
北緯44度17分32秒 東経142度25分17秒 / 北緯44.29222度 東経142.42139度 / 44.29222; 142.42139座標: 北緯44度17分32秒 東経142度25分17秒 / 北緯44.29222度 東経142.42139度 / 44.29222; 142.42139
駅番号 W46
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 宗谷本線
キロ程 68.1 km(旭川起点)
電報略号 フレ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
42人/日
-2014年-
開業年月日 1903年(明治36年)9月3日[1]
備考 無人駅
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風連駅(ふうれんえき)は、北海道名寄市風連町本町(もとまち)にある北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線である。電報略号フレ事務管理コードは▲121816[2]駅番号W46。普通列車のほか快速「なよろ」全列車が停車する。

歴史

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1977年の風連駅と周囲約500m範囲の状況。右上が名寄方面。千鳥式ホームと副本線、駅舎横の名寄側に貨物積卸場と引込み線がある。駅裏には広いストックヤードがあるが、この写真の時点では既に使用されていない様子である。ホームの跨線橋のすぐ旭川側に東口への連絡橋がある。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

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所在地名(旧町名)より。アイヌ語の「フレペッ(hure-pet)」(赤い・川)が転訛したもの[12]

駅開業当時の自治体名は「多寄村」で、多寄村役場は1909年(明治42年)に風連市街に移転したため、役場への来客が当駅ではなく多寄駅で降りてしまうなどの不便があった。そのため「下多寄駅」への改称運動が行われたことがある。しかし村自体が1938年(昭和13年)に風連村に改称(さらに同年に多寄駅を含む一帯が多寄村として再度分離)されたため、駅名と自治体名の不一致は解消された[5]

駅構造

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稚内方に向かって左手に駅舎を設け、跨線橋で結ばれた千鳥式ホーム2面2線のホームを持つ地上駅[13]。構内はもともと、駅舎側が下り本線(1番線)、対向が上り本線(2番線)であったが[13]、高速化工事により1999年(平成11年)までに、駅舎対向の旧上り本線(2番線)を本線とする一線スルー構造に改築されている[11]

士別駅管理の無人駅。新生町に向かう陸橋が設置されている。

のりば

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番線 路線 方向 行先
1 宗谷本線 上り 旭川方面
下り 名寄音威子府方面
2 (通過ホーム)

利用状況

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乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。

年度 乗車人員 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
1978年(昭和53年) 253.0 [14]
1992年(平成04年) (147.0) [15] 1日乗降客数294名
2017年(平成29年) 34.4 [JR北 1]
2019年(令和元年) 36.6 [JR北 2]
2023年(令和05年) 32.0 [JR北 3]

駅周辺

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旧風連町の市街に面し、駅正面には街の機能が揃う。高校生の通学利用が多い。駅舎横には旧・風連町が設置したトイレ『さわやかトイレ』がある。

隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
宗谷本線
快速「なよろ
士別駅 (W42) - (4号は多寄駅 (W44)) - 風連駅 (W46) - 名寄高校駅 (W47)
普通
多寄駅 (W44) - *瑞穂駅 (W45) - 風連駅 (W46) - 名寄高校駅 (W47)
*:一部列車は瑞穂駅を通過する。

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、898-899頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、239頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362023年1月15日閲覧 
  3. ^ a b c d 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 20号・宗谷本線/留萌本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年11月2日、14-17頁。 
  4. ^ a b 太田幸夫 (2004-02-29). 北海道の駅 878ものがたり ~駅名のルーツ探求~ (1 ed.). 札幌市: 富士コンテム. p. 121. ISBN 4-89391-549-5 
  5. ^ a b c d e f g 風連町史編さん事務局 編『風連町史』風連町、1967年、721-723頁。doi:10.11501/3449177https://doi.org/10.11501/34491772022年6月12日閲覧 
  6. ^ a b c d e f g 風連町史編さん委員会 編『風連町史 第2巻』風連町、1999年、885-888頁。doi:10.11501/9490972https://doi.org/10.11501/94909722022年6月12日閲覧 
  7. ^ “「通報」●函館本線江部乙駅ほか49駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 1. (1984年11月9日) 
  8. ^ “宗谷線、20駅無人化へ 特殊自動閉そく装置導入工事進む”. 交通新聞 (交通協力会): p. 2. (1986年9月17日) 
  9. ^ a b 「JR年表」『JR気動車客車編成表 90年版』ジェー・アール・アール、1990年8月1日、168頁。ISBN 4-88283-111-2 
  10. ^ a b c 「新しい風連の顔に JR駅舎の完成間近」『名寄新聞』1989年6月29日。
  11. ^ a b 鶴, 通孝、中井, 精也「北辺に生きる鉄路 2000年春の高速化を待望する宗谷本線」『鉄道ジャーナル』第33巻第9(通巻395)号、鉄道ジャーナル社、1999年9月1日、pp.47-57、ISSN 0288-2337 
  12. ^ アイヌ語地名リスト ヒラタ~ホロナ P111-120”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2018年1月3日閲覧。
  13. ^ a b 宮脇俊三原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、142頁。ISBN 4-09-395401-1 
  14. ^ 藤田, 稔 編『国鉄全駅大事典』藤田書店、1980年4月30日、887頁。doi:10.11501/12065814https://dl.ndl.go.jp/pid/12065814 
  15. ^ 宮脇, 俊三原田, 勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、145頁。ISBN 4-09-395401-1 
  16. ^ “JR風連駅前再開発事業 農協本所など完成”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2010年3月9日)

JR北海道

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  1. ^ 駅別乗車人員(【別添資料】(2)宗谷本線(旭川・稚内間)の状況)” (PDF). 宗谷線(旭川~稚内間)事業計画(アクションプラン). 北海道旅客鉄道. pp. 11-12 (2019年4月). 2019年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月18日閲覧。
  2. ^ 駅別乗車人員(【別添資料】(2)宗谷本線(旭川・稚内間)の状況)” (PDF). 宗谷線(旭川~稚内間)第2期事業計画(アクションプラン). p. 10 (2021年4月16日). 2021年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月29日閲覧。
  3. ^ 宗谷線(旭川・稚内間) 事業の抜本的な改善方策の実現に向けた実行計画(2024(令和6)~2026(令和8)年度)” (PDF). 北海道旅客鉄道 (2024年). 2024年9月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月8日閲覧。

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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