AMX-10P歩兵戦闘車
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基礎データ | |
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全長 | 5.85m |
全幅 | 2.78m |
全高 | 2.57m |
重量 | 14.2t |
乗員数 | 3名+兵員8名 |
装甲・武装 | |
主武装 |
M693 F1 20mm機関砲 (弾丸800発) |
副武装 |
NF-1 7.62mm機関銃 (同軸、弾丸2,000発) |
機動力 | |
速度 | 65km/h |
エンジン |
イスパノ・スイザ製HS 115 4ストローク機関V型8気筒液冷ターボチャージド・ディーゼル 280hp |
懸架・駆動 | トーションバー方式 |
行動距離 | 600km |
出力重量比 | 17.9hp/t |
AMX-10Pは、フランスの歩兵戦闘車。ドイツのマルダー歩兵戦闘車と並ぶ、西側諸国最初期の歩兵戦闘車である。AMX-VCIの後継としてイシー=レ=ムリノー工廠 (AMX) により1960年代に開発され、1973年に就役開始。1994年までに約1,800両が生産された。
概要
[編集]車体は全溶接アルミニウム製で、ウォータージェット推進による渡河能力とNBC防護機能を有する。
前部左側に操縦席、その右側にエンジンが配置され、中央部にはM693 F1 20mm機関砲とNF-1 7.62mm機関銃を装備した2名用砲塔を備える。後部は兵員8名を収容する兵員室となっている。
フランス陸軍では、2005年に装甲防御力や機動力の向上を目的とした近代化改修を108両に対して行った。爆発反応装甲キットも用意されている。しかし、2008年以降、フランス陸軍では新型のVBCI歩兵戦闘車に順次更新されて退役する予定である。
バリエーション
[編集]- AMX-10P 25
- 20mm機関砲を25mm機関砲に換装したもの。シンガポールが採用。
- AMX-10P/Milan
- ミラン対戦車ミサイルランチャーを2基装備。
- AMX-10P/HOT
- HOT対戦車ミサイル用4連装ランチャーToucan IIターレットを搭載。
- AMX-10TM
- 120mm迫撃砲 RTの牽引車両。
- AMX-10P PAC 90
- 火力支援・対戦車戦闘車両。GIAT社製TS 90砲塔に90mm砲を搭載。兵員も4名搭乗できる。シンガポールとインドネシアが採用。
- AMX-10P Marine
- 水陸両用能力を強化した海兵隊向け。武装は、12.7mm重機関銃/25mm機関砲/90mm砲の三種類が存在。インドネシア海兵隊が採用。
- AMX-10PC
- 指揮統制車。
-
AMX-10P PAC 90
フランス陸軍の配備部隊
[編集]採用国
[編集]出典
[編集]- ^ The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2023-02-15) (英語). The Military Balance 2023. Routledge. p. 349. ISBN 978-1-032-50895-5
- ^ The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2023-02-15) (英語). The Military Balance 2023. Routledge. p. 287. ISBN 978-1-032-50895-5