学研全訳古語辞典 |
はから・ふ 【計らふ】
活用{は/ひ/ふ/ふ/へ/へ}
①
相談する。打ち合わせる。
出典増鏡 新島守
「かの大将軍はからひ、掟(おき)てつつ」
[訳] あの大将軍は相談して、指令しながら。
②
考慮する。見はからう。
出典徒然草 九八
「遁世者(とんぜいじや)は、無きにことかけぬやうをはからひて過ぐる」
[訳] 世をのがれ仏門に入った者は、何がなくても不自由しないやり方を見はからって(毎日を)過ごす。
③
考えて取り決める。取りはからう。
出典徒然草 六〇
「三百貫の物を貧しき身にまうけて、かくはからひける」
[訳] 三百貫という大金を貧しい身で手に入れて、このように取りはからったのは。
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