横断歩道の白線の間隔が現行の約2倍となる90cmまで拡大されることが分かりました。
警察庁は、「道路標識、区画線および道路標示に関する命令」で決められている横断歩道の白線の間隔を、現行の約2倍となる90cmまで拡大できるよう改正することを決め、7月26日から施行されることが分かりました。
最大で90cmに拡大することで、わだちを避けて白線を引くことができ塗装の劣化を遅らせることで、費用を抑える狙いがあるということです。
一方、視覚障害者から「白線の間隔を拡大すると横断歩道を認識しづらい」との声が上がったことから、警察庁は、音響信号機やエスコートゾーンがある横断歩道から設置を進める方針です。
人口減少などにより財政が逼迫している都道府県が増えるなか、警察庁は「交通安全を維持しながら、費用の合理化をしていきたい」としています。