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映画『ソウルの春』で“チョン・ドゥグァン”を演じた俳優ファン・ジョンミン、光州の劇場で涙

2023年12月20日

「使命感を持ってこの作品に臨んだ。感謝している」
話題となっている映画『ソウルの春(原題:서울의 봄)』の舞台あいさつでファン・ジョンミンが述べた言葉だ。
あいさつの途中、急いでマイクを渡したファン・ジョンミンはその後、しばらく顔を上げることができず、ついに後ろを向いて涙をふいた。

配給会社によると、同日俳優たちが訪れた場所は、光州(クァンジュ)市のある映画館だった。
ファン・ジョンミンが胸にぐっと来た理由は、「43年待った」という観客たちのプラカードの文言だった。
映画の素材である12・12軍事反乱(粛軍クーデター)の直後、起こった胸の痛む歴史を思い出させる。
さらにファン・ジョンミンはチョン・ドゥファン(全斗煥)元大統領をモチーフにした劇中の人物“チョン・ドゥグァン”を演じたため、さらに感情が込み上げてきたものとみられる。
一方、『ソウルの春』は累積観客数900万人を突破し、劇場街ではクリスマスの連休を基点に、1千万人の観客突破を予想している。

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