元大関貴景勝の湊川親方が近況を語った「無理して食べなくてよくなった」

元大関貴景勝の湊川親方(28)が、現在の思いや生活ぶりなどを語りました。

現在は常盤山部屋の部屋付き親方として、後進を指導。取材に応じた11月9日は、九州場所初日の前日とあって、必要以上に稽古内容には口出しせず、じっくりと見守っていました。

柔和な笑顔を交えて応じた、取材の一問一答を紹介します。

大相撲

◆湊川貴信(みなとがわ・たかのぶ)本名・佐藤貴信。1996年(平成8年)8月5日、兵庫・芦屋市生まれ。小4から相撲を始め、埼玉栄高で全国7冠。貴乃花部屋に入門し、2014年秋場所初土俵。2016年夏場所新十両、2017年場所新入幕。2019年夏場所で、大関に昇進した。2020年11月に元大関北天佑の次女で元モデルの有希奈さんと結婚し1男。幕内優勝4回、通算441勝254敗116休。今年の秋場所限りで引退し、年寄「湊川」を襲名した。175センチ、現役時代は165キロ。血液型O。

九州場所3日目の打ち出し後、観客からの声援に手を振って応える湊川親方(元大関貴景勝)(撮影・岩下翔太)

九州場所3日目の打ち出し後、観客からの声援に手を振って応える湊川親方(元大関貴景勝)(撮影・岩下翔太)

いいよ、そんなストーリーつくらんで(笑い)

―現在、部屋の稽古中は、今日(11月9日)みたいな感じで過ごしているのか

まあ、普通に体を動かして。

―力士への声掛けは時々

うーん、まあ、その時々ですけど。今は場所前だし。

―食生活の変化は

それはまあ。食事の量は減ったっすね。無理して食べなくてよくなったので。

―好きなものも食べられる

いや、もう、ある程度は節制して。

―以前はほとんど食べなかった揚げ物とか甘い物も

まあ、食べますよ。でも、食べても1個とか。それをメインで食べるとかはないですね。

―体重も減った

体重はまあ、そうですね。ちょっとやせました。

―家族と過ごす時間が増えたか

まあ、別に、稽古をやっている時間が、稽古を見ている時間になっただけで、そんなに大きな違いはないですけど。まあ、気は少し楽ですけど。楽というか、まあ。

―どこかに出かけるなど家族サービスとかは

まあまあ、今後ですね。

九州場所3日目の打ち出し後、宮城野親方(元横綱白鵬)(右)と笑顔で話す湊川親方(元大関貴景勝)(撮影・岩下翔太)

九州場所3日目の打ち出し後、宮城野親方(元横綱白鵬)(右)と笑顔で話す湊川親方(元大関貴景勝)(撮影・岩下翔太)

―運転免許を取りには行っている

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1999年入社。現在のスポーツ部ではサッカー(1)→バトル→五輪→相撲(1)→(5年半ほど他部署)→サッカー(2)→相撲(2)→ゴルフと担当。他に写真部、東北総局、広告事業部にも在籍。
よく担当や部署が替わるので、社内でも配った名刺の数はかなり多い部類。
数年前までは食べる量も社内でも上位で、わんこそばだと最高223杯。相撲担当になりたてのころ、厳しくも優しい境川親方(元小結両国)に「遠慮なく、ちゃんこ食っていけ」と言われ、本当に遠慮なく食べ続けていたら、散歩から戻った同親方に「いつまで食ってんだ、バカヤロー!」と怒られたのが懐かしいです。