どーもです。今日紹介するのはブリヂストンゴルフのニューモデル「242CB＋」アイアンです。昨日紹介した「241CB」アイアンのヘッドをそのままひと回り大きくしたようなイメージですね。夏の試打ラウンドの際は気にならなかったのですが、ゴルフ体験主義史上最大のスランプからまだ脱却仕切れていない今のボクだと、シャンクも…。計らずとも、自身の不調が両者の差を実感させる結果となったのでした。では、早速いってみましょう。

まずは見た目から。

先代はバックフェース下部の厚み部分に凹みが設定され、キャビティだけどポケキャビ効果も意識しているような形状でしたが、新作はキャビティに…って、違った！　これ中空モデルでしたよね!!

フェースは「241CB」アイアンよりひと回り大きめ。形状的には、先代よりもネック側の縦幅が確保されていて、よりブリヂストンゴルフ伝統の顔付きになっているように見えました。

ソール幅は、フェースの大きさに対して適当。当然「241CB」アイアンよりは幅広になっているので、より滑ってくれるイメージですね。

ネックは気持ちグースが入った感じかな。でもまあストレートにも見えたりして!?　ボディ形状ですが、下部のボリューゾーンが気持ち薄くなっているので、先代よりも重心が浅くなっているかもしれません。

構えてみるとこんな感じ。「241CB」アイアンよりも顔が大きく、トップブレードの厚みもあるので、アマチュアゴルファーにとっては、より安心感のある顔付きだと思います。

今回試打したのは、スチールシャフト「NSPRO MODUS3 TOUR105」Sフレックス装着モデルの#7。スペックは、ロフト角31度、ライ角62度、長さ37.25インチ、総重量418ｇ、バランスD1。シャフトスペックは、重量106.5ｇ、トルク1.7。元調子。

試打会場は東京・メトログリーン東陽町、ボールはブリヂストンゴルフレンジ用2ピースボール使用。

持ってみた感覚ですが、重量的にはやや軽めな気もしますが、今やまずまずでしょうね。グリップはやや太め。太め好きなボクが「いいじゃん！」と思う太さなので、一般的にはやや太めだと思います。素振りした感覚だと、重心角が大きめなのかややヘッドの返り感が大きめに感じました。

実際に打ってみると、まず打感は「241CB」アイアン同様、ムチャクチャマイルドでフェースの乗り感が半端ないです。この打感は、これまで打った数多のアイアンで5本指に入る感じかな。一説では、打感にこだわるのは日本人ゴルファーの特徴なんて話しもあるようですけど…。そして、これは偶然だと思いますが、「これはOK！」と思った3球の弾道がほぼピッタリという奇跡!!　タイミングさえ合えば、これだけ弾道がそろうということの証明にもなると思いますが、まあ前記通り、偶然だと思います。そして、シャンクの件ですが、「241CB」アイアンは出なかったのですが、「242CB＋」アイアンでは結構出てしまいました。これは重心距離がより長めであることと、慣性モーメントがより大きめだからだと思っています。ボクのシャンクは、開いてしまったフェースを戻し切れないのが原因（PRGR「サイエンスフィット」データによる分析）です。つまり、フェースが開かないように、シャットに引くイメージで打つとシャンクは出ないのですが、「241CB」アイアンと同じようにテイクバックすると、かなりの確率でシャンクでした。また、よりオートマチックにヘッドが返るイメージもあって、ボクには、そのタイミングを意識する必要がありました。

スカイトラックの弾道データはこんな感じで

その各球データがこちら

【3球平均】

HS37.5m/s、初速47.8m/s。打ち出し角19.6度、バックスピン量5047.2rpm、サイドスピン-1150.6rpm、飛距離164.0ｙ

【ベスト】

HS37.8m/s、初速48.2m/s、打ち出し角19.5度、バックスピン量5110.9rpm、サイドスピン-1344.0rpm、飛距離164.5ｙ

打感は前述通り、チョ～マイルド。音は「241CB」アイアン同様、中音域がやや強調されたイメージの中高音系でした。

弾道はこんな感じで

そのスカイトラックデータはこちら

弾道的には高弾道。「241CB」アイアンよりもオートマチックに上がるイメージで、おそらく払い打ち系でも、しっかりクラブが仕事をしてくれるイメージです。スピン量ですが、弾道の見た目では「241CBアイアンのよりも少なめかな」でしたが、実際には300～400rpm少なめでした。ただのイメージかも…w

出球傾向ですが、ボクのスイングで軽いドロー系。でも、動画のようなプッシュアウトもあれば、腐れフックも出てしまいました。今のボクには、ヘッドがオートマチックに開閉する感じだと、タイミングが取りにくかったかもしれません。

シャフトフィーリングと振り感ですが、「241CB」アイアンと比べると、ボクにはややヘッドが返ろうとする動きが気になったかな。テイクバック時にシャットを意識していないと、結構開いてしまいます。そして、それがインパクト時までに戻らない感じもあれば、急激に戻って例の持ち球なんてこともあって…。って、全部ボクのフェース開閉が多き過ぎるからなんですけどね（汗）

今回ボクが試打した限りでは、このスペックでHS40～42m/s辺りがドンピシャだと思います。確実に言えるのは「241CB」アイアンよりもよりもややオートマック性が高く、打ちやすさを意識したモデルということです。とはいえ、一般的なオートマック系モデルほどオートマチックではありませんので。そこはご注意を!!　打ち込み系はもちろん払い打ち系でも、しっかりクラブが仕事をしてくれるモデルでしょう。持ち球的にはつかまりを考えれば、フェード系がいいかな。ボクのように、フェースの開閉が大きめでなければ、結構カバー範囲が広めなモデルだと感じました。