なりすまし
別名:スプーフィング
【英】spoofing
なりすましとは、他人の名をかたり、自分以外の人物のふりをすること、および、他人のふりをして人を欺くことである。ITの分野では、ネットワーク上で他のユーザーの情報を使用して他のユーザーとして活動する、という意味で用いられることが多い。
なりすましによって行われる行為の代表的なものには、個人情報の盗用、他人をかたった電子メールの送信や掲示板への書き込み、犯罪行為の際の身分偽装などがある。なりすまし行為は不正アクセス禁止法によって処罰対象となる。
身分を装ったり著名人の名を騙ったりして相手をだまし、金銭を得ようとする、詐欺の手口は「なりすまし詐欺」と呼ばれることも多い。電話を使って行われる「オレオレ詐欺」「振り込め詐欺」もなりすまし詐欺の一種である。
なりすましの手法のうち、IPアドレスを偽装して不正侵入を行うものは特にIPスプーフィングと呼ばれる。また、電子メールにおいて、送信者情報を偽装してメール本文を閲覧させる手法が、メールスプーフィング(なりすましメール)などと呼ばれている。
電子掲示板やブログのコメント欄へコメントを書き込む際に、ハンドル(ニックネーム)を著名人や特定の第三者の名前にしたり、Twitterをはじめとするソーシャルメディアにおいて著名人のアカウントであるかのようによそ行ったりすることも、なりすまし行為に該当する。
参照リンク
不正アクセス行為の禁止等に関する法律(IPA)
日本ベリサイン -なりすましについて
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