リアルネーム
別名:リアルネームシステム
【英】Real Name System, RNS
リアルネームとは、WWW上でアクセスする際に、記号としてのアドレスを指定するのではなく、単語や固有名などを指定することによってWebページへの到達を可能にする技術のことである。
ある特定のWebページにアクセスしたいとき、アドレス入力には「http://」というプロトコルの名称など、手続きとしての入力指定がどうしても面倒である。また、アドレスがうろ覚えであれば、表記違えるわけにはいかないドメインネームシステム(DNS)では目的のWebページに到達することはできない場合のほうが多い。
リアルネームの技術を利用すると、アドレスバーに企業名や商品名などの目的となるキーワードを入力すると、それに関連付けられた企業などのWebサイトに転送されるようになる。具体的には、例えば現在「Sophia-it百科事典」のWebページへアクセスするためには「https://www.sophia-it.com/」という形式を用いて指定するが、リアルネームをWebブラウザに組み込むことで「Sophia-it」やあるいは「IT」といった固有名によって特定することが可能となる。
リアルネームの代表的な開発・提供先であるReal Names社はMicrosoft社と提携し、WebブラウザのInternet Explorerに機能を提供していた。ただし2002年6月に契約期間は終了、Microsoftが契約の更新を拒否したために、サービスは停止された。他にもINTERNET NumberやCentraalなど、実名(realname)でもWebページ指定サービスを提供している企業がいくつか存在する。
参照リンク
INTERNET Number
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