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現代俳句データベース(俳句)
  現代の名俳句について、作者や季語、出典などの情報を記載したデータベースです。 提供 現代俳句協会 URL http://www.gendaihaiku.gr.jp/index. shtml |
現代俳句データベース(俳句) のさくいん
「ひ」から始まる用語のさくいん
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- ひ(アルファベット)
- ひ(タイ文字)
- ひ(数字)
- ひ(記号)
- 彼岸会のいちにちの音置いてある
- 彼岸会の車箪笥の環鳴らす
- 彼岸会の男がつかむ膝がしら
- 彼岸会の氷菓正体なくなりぬ
- 彼岸西風いづれ行く道此岸の身
- 彼岸西風黄泉へと僧は急ぎたり
- 彼岸西風一巡りして海に出る
- 彼岸花一本だけの歓喜かな
- 彼岸花忌みてはみれど美しく
- 彼岸花かの出征の日の波がしら
- 彼岸花心に添わぬ白き花
- 彼岸花泉下泉下と彩運ぶ
- 彼岸花染めて棚田の守り神
- 彼岸花昼もけものの気配して
- 彼岸花彼岸花へと人ゆらぐ
- 彼岸花ぽきぽき折って亡夫恋
- 蟇穴を出るゆるやかな尿意かな
- 引きかえす重さに雨のかたつむり
- ひきかえす母鳥のあり涅槃図へ
- ひき返すべき風景や西行忌
- ヒキガヘルつるり腑に落つささめごと
- ひきがへるにも喉仏ありさうな
- ひきがへる眠り薬がまだ効かぬ
- 引鴨のあとしらじらし生の川よ
- 引鴨や孫に問わるる虹の裏
- 低き方ひくき方へと田を均し
- 引き際の波へ及べる夜涼の灯
- ひきこもりの子たちが丘に越冬にんじん
- 引き潮にひかれて人のゆく干潟
- 引き潮の風に吹かれし浜豌豆
- 引き潮の鳥居を包む花吹雪
- 抽斗にいのちの薬混みて冬
- 抽斗に去年つめ込みて初明り
- 抽斗に樹林の暮色冬の雷
- 抽斗に媚薬と星を閉じこめる
- 抽斗の国旗しづかにはためける
- 抽斗のなか紅梅の坂がある
- 引出しの中にも渚桜貝
- 引出しのハンカチたちの乱れよう
- ひきつづき寝台車着く芒原
- ひきつづき大工らのこえ夏兆す
- 引鶴に触れ炎えうつる夕の雲
- 引鶴の天地を引きてゆきにけり
- 引鶴の天に抱き上げられしかな
- 引鶴やいま殿りの陣の上
- 挽肉の紐状に垂れ蝶の昼
- 曳き船の後ろ陽炎ふ豪華船
- 引廻されて草食獣の眼と似通う
- 低い空どこを突いても雪こぼす
- 低い融点の軍歌がざぶざぶ来る
- 低く翳る妻そのほかはかたつむり
- 低く翔ぶ高層都市の梅雨の蝶
- 低く吹く風に身をおき渋油団
- 引く白鳥声を打ちゆく赤い月
- 引くといふ大事を胸に鶴ねむる
- ひく波の跡美しや桜貝
- ひぐらしが鳴くから石が痛みだす
- ひぐらし杉風のごときが喉とほる
- ひぐらしの骸衝撃的に軽し
- ひぐらしの骸拾いし摩天街
- ひぐらしのこゑ一塊の薄荷糖
- ひぐらしのすぐに始まる最終章
- ひぐらしの方へ行かうといつも思ふ
- ひぐらしのリズムビルの灯点りゆく
- ひぐらしは水脈のひかりの中に入る
- ひぐらしや点せば白地灯の色に
- ひぐらしや白木の箱は舟になる
- ひぐらしや世事遠くする露天風呂
- ひぐらしや全山めぐる痛み止め
- ひぐらしや抱けば胸に貼りつく子
- ひぐらしや遠い世界に泉湧く
- ひぐらしや遠き日密にしてしまふ
- ひぐらしや方丈様は話好き
- ひぐらしや熊野へしづむ山幾重
- 日暮れまで空の余白に野蕗摘む
- 日暮れよごれる教会風が灯を持つ田
- 退け時を考へてゐる花蘇枋
- 髭未だ伸びる力あり木の葉髪
- 髭草の一葉一葉も霧氷かな
- 髭三日剃らず漂う初霞
- 髭剃りしのみの顔にて歓喜せり
- 髭剃りて先帝祭の街に出る
- 髭のびててつぺん薄き自然かな
- 髭跳ねる昇龍のごと滝飛沫く
- 髭を剃る自由な右手桜の中
- ひげを剃り百虫足を殺し外出す
- 飛行機雲空かけ上る枯野に春
- 飛行機雲大つごもりの黒冨士へ
- 飛行機雲の下をくの字に鳥帰る
- 飛行機雲見ゆる日が好き藁ぼつち
- 飛行機のずしんと降りる枯野かな
- 飛行機の中の空気や天高し
- 蘖に油引きたるごとき葉も
- ひこばえや河岸興亡の企画展
- ひこばゆる木の名を知らず親不孝
- 彦星やいつまで道徳的なのか
- ヒコーキのしろがね鈍しナボコフ買う
- 緋鯉来る胸骨あらわにロダン像
- 緋鯉に餌祭のごとく盛りあがる
- 被災地の鴉したたか陽炎へり
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