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現代俳句データベース(俳句)
現代の名俳句について、作者や季語、出典などの情報を記載したデータベースです。 提供 現代俳句協会 URL http://www.gendaihaiku.gr.jp/index. shtml |
現代俳句データベース(俳句) のさくいん
「つ」から始まる用語のさくいん
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- つ(アルファベット)
- つ(タイ文字)
- つ(数字)
- つ(記号)
- 露けさに眠るも僧となりしより
- 露けさの一団百人が動く
- 露けさのこの辺までは径ありて
- 露けさの千里を走りたく思ふ
- 露けさの一つの灯さへ消えにけり
- 露けさの弥撒のをはりはひざまづく
- 露けさや月のうつれる革蒲団
- 露けしや石を神とも仏とも
- 露けしやキリストの母釈迦の母
- 露けしや撞木の縄の宙とんで
- 露けしや文人墓地の空と寂
- 梅雨昏し腰揺りて牛歩き出す
- 梅雨ごもり突然老いに甘い電話
- 梅雨最中わが存念のけぶりをり
- 梅雨寒し一人にかはる信号機
- 露寒の火星近しと橋わたる
- 露寒やすぐゆるみだす男の帯
- 梅雨寒のガレのランプに灯がともる
- 梅雨寒のポストの口に触れて去る
- 梅雨寒や眼鏡の玉に指紋浮き
- 梅雨寒やバスの乗客皆喪服
- 梅雨寒を繕ふ針箱セルロイド
- 梅雨湿り三面鏡に歪みおり
- 梅雨清浄葉をひろげゐる樹々の上に
- 梅雨じめりどうにもならぬ己れがある
- 梅雨じめり痩せ骨三月よこたへて
- 梅雨邃し海山空の鈍色に
- 梅雨空の寄り添ってくる頸筋
- 梅雨空へ千体地蔵の赤頭巾
- 梅雨空や遺書書くまえに落書きす
- 梅雨空を攪拌してるヘリコプター
- 梅雨濁流増税郵政まだ死ねぬ
- 梅雨茸見てゐて一人ゐなくなる
- 梅雨ちかし鏡の裏に猫のこゑ
- 梅雨蝶の所作を大きく翔ちにけり
- 梅雨ですね目で語るのは病んだ猫
- 梅雨出水牛にアルプス見せてみよ
- 梅雨出水街路ひとときネオン川
- 梅雨どきの喉の渇きには下駄を
- 梅雨馴れの一速度もて喪状刷る
- 梅雨に入るははの恋しきまひるどき
- 梅雨に入る水のにほひの永平寺
- 梅雨に臥す天涯孤独にて病める
- 梅雨の灯に釘を一山買ひにけり
- 梅雨の闇一灯の追うサスペンス
- 梅雨の犬で氏も素性もなかりけり
- 梅雨の入り持病に一日付合ぬ
- 梅雨の傘裡まで濡れて看とりの日
- 梅雨の傘干してアパート膨めり
- 梅雨の日の言葉少なく暮れにけり
- 梅雨の河見えざるものへ網を打つ
- 梅雨の鳩ほっそり対きて病者の貌
- 梅雨の木に何の産卵泡だてり
- 梅雨の木を父より先に伐り倒す
- 梅雨の妻いまにして女の一生読む
- 梅雨の雀走り貯炭の泥廣場
- 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり
- 露の玉考へてをりふるへをり
- 露の玉疾駆の鞭の多すぎし
- 露の玉少し迷ひて流れけり
- 梅雨の昼応急手当の腕長し
- 梅雨の蝶風なき刻をえらび翔ぶ
- 梅雨の月皓々と雲寄せつけず
- 梅雨の虜となってリハビリ機の上に
- 梅雨のポストより達筆のはみ出せり
- 露の身の行く手にいつも向ひ風
- 露の世に露の命の未練かな
- 露の世の酒と煙草を断つ余生
- 梅雨の夜の酔ひどれ軍歌蹤き来たる
- 梅雨の夜の書物に海が一つずつ
- 梅雨の夜の標本室に匂ひあり
- 梅雨の夜の眉濃き男小心なり
- 梅雨の雷子にタン壺をあてがはれ
- 梅雨の路遮るへくそ葛かな
- 梅雨はげし骨まで濡れてしまひけり
- 梅雨はげし百虫足殺せし女と寝る
- 梅雨はげし右も左も寝てしまふ
- 梅雨はじまる雄島に坐禅窟あまた
- 梅雨晴間からす鳴き去り雲きれる
- 梅雨晴間罵詈雑言の洗濯機
- 梅雨晴間ほどの握手やひろみさん
- 梅雨晴れ間オレンジ色の過去にじみ出す
- 梅雨晴れの石庭こころの重石解く
- 梅雨晴れの海上噴煙島生れよ
- 梅雨晴れの馬や筋肉ぶるぶるるん
- 梅雨晴れの火のとろとろと爆心地
- 梅雨晴れの真ん中にある小学校
- 梅雨ひと日にんげんの声のがれたし
- 梅雨ビルの何處かで拍手僕等ひそか
- 梅雨深し白墨減らす化学式
- 梅雨深し時代遅れの眉を持つ
- 梅雨深しメロンと違うメロンパン
- 梅雨深しヨルダン硬貨の王汚れ
- 梅雨富士の黒い三角兄死ぬか
- 梅雨見つめをればうしろに妻も立つ
- 梅雨夕焼だんだん怖き童唄
- 梅雨夕焼遥かなるもの思ひをり
- 梅雨夜更け覚めて夫まつ身にあらず
- 梅雨落暉ムンクの叫び聞き漏らす
- 梅雨侘びし南京豆の殼とゐる
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