FXのローソク足のパターンの見方 |
FX(外国為替証拠金取引)のローソク足にはさまざまなパターンがあります。ローソク足の長さや上ヒゲ、下ヒゲ、陰線、陽線などはその時の相場の動きを暗示したもので、そのパターンから今後の相場を読み取ることもできます。
ここでは、ローソク足のさまざまなパターンの見方を解説します。
▼相場が強いことを暗示しているローソク足
▼相場が弱いことを暗示しているローソク足
▼相場が転換することを暗示しているローソク足
▼相場がレンジに納まることを暗示しているローソク足
ここでは、ローソク足のさまざまなパターンの見方を解説します。
▼相場が強いことを暗示しているローソク足
- A
- 陽線の長いパターンです。長大陽線、陽の丸坊主といいます。相場が強いことを暗示しているローソク足の中でも、特に相場が強い時に出現します。
- B
- 陽線の長く、下ヒゲのあるパターンです。大陽線、陽の大引け坊主といいます。安値をつけたものの高値引けしているのは相場が強いことを表しています。
- C
- Bと似ていますが、下ヒゲの長さに違いがあります。下影陽線といいます。Bと同様に相場の強いことを表しているローソク足です。
- D
- Bを逆さまにした形のローソク足です。高値引けしていませんが、大きな陽線です。これも大陽線といい、また、陽の寄付き坊主といいます。
- E
- Cの陰線のパターンです。大きく下げたものの、半値以上戻して引けています。陰線ですがまだ相場が強いことを暗示しています。下影陰線といいます。
▼相場が弱いことを暗示しているローソク足
- A
- 陰線の長いパターンです。長大陰線、陰の丸坊主といいます。相場が弱いことを暗示しているローソク足の中でも、特に相場が弱い時に出現します。
- B
- 陰線の長く、下ヒゲのあるパターンです。大陰線、陰の寄付き坊主といいます。寄付き以降、下げ基調で推移しているのは相場が弱いことを表しています。
- C
- Bを逆さまにした形のローソク足です。高値を付けたものの大きな陽線を形成しています。これも大陰線といい、また、陰の大引け坊主といいます。
- D
- 上ヒゲの長い陽線のパターンです。上影陽線といいます。高値をつけたもののその後大きく値を戻しているため、相場が弱いことを暗示しています。
- E
- Dの陰線のパターンです。上影陰線といいます。Dと同様に高値を付けたもののその後大きく値を戻して安値引けしているため、相場が弱いことを暗示しています。
▼相場が転換することを暗示しているローソク足
- A
- 始値と終値が同値のパターンです。十字、足長同時線といいます。高値圏で出現した場合にはその地点を境に下げる傾向にあります。また、安値圏で出現した場合にはその地点を境に上げる傾向にあります。
- B
- 始値と高値、終値が同値のパターンです。トンボといいます。安値圏で出現した場合にはその地点を境に上げる傾向にあります。
- C
- 始値と安値、終値が同値のパターンです。トウバといいます。高値圏で出現した場合にはその地点を境に下げる傾向にあります。
- D
- 下影陽線の中でも下ヒゲの長いパターンです。安値圏で出現した場合にはその地点を境に上げる傾向にあります。
- E
- 下影陰線の中でも下ヒゲの長いパターンです。安値圏で出現した場合にはその地点を境に上げる傾向にあります。
- F
- 上影陽線の中でも上ヒゲの長いパターンです。高値圏で出現した場合にはその地点を境に下げる傾向にあります。
- G
- 上影陰線の中でも上ヒゲの長いパターンです。高値圏で出現した場合にはその地点を境に下げる傾向にあります。
▼相場がレンジに納まることを暗示しているローソク足
- A
- 小陽線、星といいます。始値と終値の価格差が小さいのが特徴で、相場の方向性がない時に出現します。
- B
- 小陰線、星といいます。始値と終値の価格差が小さいのが特徴で、相場の方向性がない時に出現します。
(2012年05月24日更新)