はげ‐わし【×禿×鷲】
ハゲワシ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/21 13:22 UTC 版)
ハゲワシ亜科(広義) | ||||||||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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和名 | ||||||||||||||||||||||||
ハゲワシ(禿鷲) | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Old World Vulture | ||||||||||||||||||||||||
亜科 | ||||||||||||||||||||||||
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ハゲワシ(禿鷲)は、鳥類タカ目タカ科のうち死肉を主な餌とする一群の種の総称である。かつて狭義にはクロハゲワシの標準和名だった。
旧大陸の低緯度に生息し、英語では Old World vulture と呼ぶ。似た生態で新大陸に住むコンドル科 Cathartidae (New World vulture) とは科レベルで離れた系統にある。
系統と分類
かつては、ハゲワシ亜科 Aegypiinae とする説と、2つの系統からなる多系統であるとしハゲワシ亜科 Aegypiinae・ヒゲワシ亜科 Gypaetinae に分離する説とがあったが、それぞれの亜科にどの種を入れるかは確定しなかった。分子系統により2亜科に分離され、それぞれに属する種も確定した[1]。
タカ科 |
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種
2亜科には9属16種が属す。属・種は国際鳥類学会議 (IOC) による[2]。ハゲワシ属 Gyps は8種からなるがそれ以外は単型属である。日本ではクロハゲワシのみが稀な迷鳥として記録されている。
- ヒゲワシ亜科 Gypaetinae
- Gypohierax angolensis, Palm-nut Vulture, ヤシハゲワシ
- Gypaetus barbatus, Bearded Vulture, ヒゲワシ
- Neophron percnopterus, Egyptian Vulture, エジプトハゲワシ
- ハゲワシ亜科 Aegypiinae
- Necrosyrtes monachus, Hooded Vulture, ズキンハゲワシ
- Gyps africanus, White-backed Vulture, コシジロハゲワシ
- Gyps bengalensis, White-rumped Vulture, ベンガルハゲワシ
- Gyps indicus, Indian Vulture, インドハゲワシ
- Gyps tenuirostris, Slender-billed Vulture,ハシボソハゲワシ
- Gyps rueppellii, Rüppell's Vulture, マダラハゲワシ
- Gyps himalayensis, Himalayan Vulture, ヒマラヤハゲワシ
- Gyps fulvus, Griffon Vulture, シロエリハゲワシ
- Gyps coprotheres, Cape Vulture, ケープシロエリハゲワシ
- Sarcogyps calvus, Red-headed Vulture, ミミハゲワシ
- Trigonoceps occipitalis, White-headed Vulture, カオジロハゲワシ
- Aegypius monachus, Cinereous Vulture, クロハゲワシ
- Torgos tracheliotus, Lappet-faced Vulture, ミミヒダハゲワシ
このうちヒゲワシ亜科のヒゲワシは和名に「ハゲワシ」が付かないが、英語では vulture がつき、生態はハゲワシ的な腐肉食である。
一時 Brown & Amadon (1968) により、ヤシハゲワシ Gypohierax がハゲワシからウミワシ類が進化する際の「遷移型」だとされウミワシ亜科 Haliaeetinae に移された。ただし実際はウミワシ類はハゲワシのどちらの亜科とも近縁ではない。
一時 Lerner & Mindell (2005) により、マダガスカルヘビワシ Eutriorchis がチュウヒワシ亜科からヒゲワシ亜科に移されたが、その後ハチクマ亜科に移された[3]。生態はハゲワシ的ではなく、ヘビワシ類のようにヘビなどを捕食する。
出典
- ^ Lerner, Heather R. L.; Mindell, David P. (2005), “Phylogeny of eagles, Old World vultures, and other Accipitridae based on nuclear and mitochondrial DNA”, Mol. Phylogenet. Evol. 37: 327–346
- ^ Gill, Frank; Donsker, David, eds. (2010), “Raptors”, IOC World Bird Names (version 2.5)
- ^ Kocum, Annett (2006), Phylogenie der Accipitriformes (Greifvögel) anhand verschiedener nuklearer und mitochondrialer DNA-Sequenzen, Greifswald: Ernst-Moritz-Arndt-Universität
ハゲワシ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 14:13 UTC 版)
鉱山と油田の入口上空にのみ出現。常に上空を飛び回っている為、撃ち落とすのが難しい。
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「 ハゲワシ」の例文・使い方・用例・文例
- 私はハゲワシを見るために動物園に行きました。
- ハゲワシは死体の肉をきれいについばんでいた.
- 大食いのハゲワシ
- ハゲワシのように臓物を好むこと
- アフリカとユーラシアのいくつかの大きなハゲワシのどれか
- ある分類法におけるハゲワシ科の標準属
- 新世界のハゲワシで、南アメリカと中央アメリカと米国南部で一般的である
- ヒメコンドルより小さなアメリカのハゲワシ
- 南アメリカと中央アメリカの大きな白黒のハゲワシ
- 通常、ハゲワシは死肉か路上轢死動物を食べる
- 神聖なハゲワシによって食べられるように、死体が戸外にさらされる伝統的なチベットの葬式儀式
- コンドルという,アメリカハゲワシ
ハゲワシと同じ種類の言葉
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