あにいもうととは? わかりやすく解説

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あにいもうと


あにいもうと

作者諸井

収載図書恋愛相談
出版社文芸春秋
刊行年月1988.2

収載図書恋愛相談
出版社文芸春秋
刊行年月1991.2
シリーズ名文春文庫


あにいもうと

作者室生犀星

収載図書昭和文学全集 6
出版社小学館
刊行年月1988.6

収載図書短編愉楽 3 近代小説のなかの家族
出版社有精堂出版
刊行年月1991.8

収載図書あにいもうと・詩人別れ
出版社講談社
刊行年月1994.9
シリーズ名講談社文芸文庫

収載図書六人作家小説
出版社東銀座出版社
刊行年月1997.2
シリーズ名選書


あにいもうと

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/12 13:27 UTC 版)

あにいもうと
作者 室生犀星
日本
言語 日本語
ジャンル 短編小説
発表形態 雑誌掲載
初出情報
初出文藝春秋1934年7月号
刊本情報
収録 『神々のへど』
出版元 山本書店
出版年月日 1935年1月
受賞
第1回(1935年)文芸懇話会賞
シリーズ情報
次作 「続あにいもうと」
(「神々のへど」改題)
ウィキポータル 文学 ポータル 書物
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あにいもうと」は、室生犀星1934年に発表した短編小説

文藝春秋』1934年7月号にて発表、1935年1月刊行の『神々のへど』所収。同年の第1回文芸懇話会賞受賞作。室生犀星の養母・赤井ハツをモデルとする赤座もんを主人公に、元々仲が良かったが、妹の妊娠を機に激しく対立する兄妹の複雑な愛情を描く。

1953年成瀬巳喜男監督、京マチ子主演で映画化、1972年山田洋次脚本、渥美清倍賞千恵子出演でテレビドラマ化されるなど、たびたび映像化されている。

あらすじ

登場人物

  • 赤座 - 川仕事の人夫頭。
  • りき - 赤座の妻。
  • 伊之助 - 赤座の長男(28歳)。
  • もん - 赤座の長女(23歳)。
  • さん - 赤座の次女。
  • 小畑 - 書生(24歳)。

書誌情報

映画

これまで3度映画化されている。

1936年版

兄いもうと
監督 木村荘十二
脚本 江口又吉
原作 室生犀星
出演者 竹久千恵子
丸山定夫
小杉義男
音楽 近衛秀麿
撮影 立花幹也
製作会社 P.C.L.
配給 東宝
公開 1936年6月21日
上映時間 61分
製作国 日本
言語 日本語
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兄いもうと』のタイトルで1936年(昭和11年)6月21日に公開。製作はP.C.L.、配給は東宝モノクロ。上映時間は61分[1]。 1936年度キネマ旬報ベストテン第7位。

スタッフ
  • 原作:室生犀星
  • 監督:木村荘十二
  • 脚本:江口又吉
  • 音楽:近衛秀麿
  • 撮影:立花幹也
  • 美術:安倍輝明
  • 録音:山口淳
キャスト

1953年版

あにいもうと
監督 成瀬巳喜男
脚本 水木洋子
原作 室生犀星
出演者 京マチ子
森雅之
久我美子
音楽 斎藤一郎
撮影 峰重義
編集 鈴木東陽
製作会社 大映
配給 大映
公開 1953年8月19日
上映時間 87分
製作国 日本
言語 日本語
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1953年(昭和28年)8月19日に公開。製作・配給は大映。監督は成瀬巳喜男、主演は京マチ子。1953年度キネマ旬報ベスト・テン第5位。

1976年版

あにいもうと
監督 今井正
脚本 水木洋子
原作 室生犀星『あにいもうと』
製作 椎野英之
金子正旦
出演者 秋吉久美子
草刈正雄
音楽 渋谷毅
撮影 原一民
編集 小川信夫
製作会社 東宝
配給 東宝
公開 1976年10月23日
上映時間 88分
製作国 日本
言語 日本語
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1976年(昭和51年)10月23日公開。製作は東宝映画。配給は東宝。カラー。上映時間は88分。1976年度キネマ旬報ベストテン第6位。第19回ブルーリボン賞主演女優賞(秋吉久美子)・助演男優賞(大滝秀治)受賞。

同時上映は『星と嵐』(原作:池田一朗出目昌伸 / 監督:出目昌伸 / 主演:三浦友和)。

スタッフ
キャスト

テレビドラマ

1958年版

東芝日曜劇場
第102回「兄いもうと」
ジャンル テレビドラマ
原作 室生犀星
脚本 金子洋文
演出 山本隆則
出演者 水谷八重子
伊志井寛
製作
制作 KRテレビ
放送
放送国・地域 日本
放送期間1958年11月9日
放送時間21:15 - 22:15
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兄いもうと』のタイトルで、1958年11月9日21:15 - 22:15にKRテレビ系列の「東芝日曜劇場」枠で放送された。

キャスト
スタッフ
KRテレビ 東芝日曜劇場
前番組 番組名 次番組
写楽の大首
(1958年11月2日)
兄いもうと
(1958年11月9日)
マンモスタワー
(1958年11月16日)

1959年版

1959年3月11日水曜20:00 - 21:00に日本テレビ系列の「ヤシカゴールデン劇場」枠で放送された。

キャスト
日本テレビ ヤシカゴールデン劇場
前番組 番組名 次番組
落陽
(1959年3月4日)
あにいもうと
(1959年3月11日)
並木河岸
(1959年3月18日)

1960年版(NET)

兄いもうと』のタイトルで、1960年1月28日木曜20:00 - 21:00にNETテレビ系列の「文芸劇場」枠で放送された。水谷八重子が再び主人公もん役で出演した。

キャスト
NET 文芸劇場
前番組 番組名 次番組
お富の貞操
(1960年1月21日)
兄いもうと
(1960年1月28日)
雨に燃える
(1960年2月4日)

1960年版(CX)

1960年8月7日日曜22:00 - 22:45にフジテレビ系列の「百万人の劇場」枠で放送された。

キャスト
フジテレビ 百万人の劇場
前番組 番組名 次番組
木村長門守
(1960年7月31日)
あにいもうと
(1960年8月7日)
おはん
(1960年8月14日)

1972年版

東芝日曜劇場
第821回「あにいもうと」
ジャンル テレビドラマ
原作 室生犀星
脚本 山田洋次
演出 宮武昭夫
出演者 渥美清
倍賞千恵子
製作
プロデューサー 石井ふく子
制作 TBSテレビ
放送
放送国・地域 日本
放送期間1972年9月3日
放送時間21:30 - 22:26
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1972年9月3日21:30 - 22:26にTBS系列の『東芝日曜劇場』枠で放送された。脚本は山田洋次、兄・伊之助役は渥美清、妹・もん役は倍賞千恵子と『男はつらいよ』シリーズの面々が顔を揃えた。

キャスト
スタッフ
TBS 東芝日曜劇場
前番組 番組名 次番組
ある夏の終り
HBC制作)
(1972年8月27日)
あにいもうと
(1972年9月3日)
もしか或る日
(1972年9月10日)

1974年版

あに、いもうと』というタイトルで、1974年3月6日にNETテレビの『女・その愛のシリーズ』で放送された[2]

キャスト
スタッフ
NET 女・その愛のシリーズ
前番組 番組名 次番組
あに、いもうと

1995年版

1995年9月12日テレビ東京系列の『火曜ゴールデンワイド』特別企画として放送された。

キャスト
スタッフ

2018年版

ドラマ特別企画
あにいもうと
ジャンル テレビドラマ
原作 室生犀星
脚本 山田洋次
演出 清弘誠
出演者 大泉洋
宮﨑あおい
瀧本美織
太賀
西原亜希
七五三掛龍也
一路真輝
シャーロット・ケイト・フォックス
笹野高史
波乃久里子
製作
プロデューサー 石井ふく子
制作 TBS
放送
音声形式解説放送[3]
放送国・地域 日本
放送期間2018年6月25日
放送時間月曜20:00 - 21:57
回数1
公式サイト
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ドラマ特別企画『あにいもうと』のタイトルで、2018年6月25日月曜20:00 - 21:57[注釈 1]に放送された。主演は大泉洋[4]。視聴率は10.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)[5]

山田洋次脚本・石井ふく子プロデューサーのコンビで1972年に渥美清倍賞千恵子の出演でテレビドラマ化して以来、46年ぶりの再ドラマ化となる[6]

キャスト
大工の仕事をしていて、部下の面倒見もいい。もんちと衝突するが実は本気で憂いていて、赤座家に来た裕樹を殴った。
トラックの運転手[注釈 2]。イノと衝突するが兄を心配している。実は裕樹との間に子供がいるのを秘密にしていた。
イノやもんちと仲がいい。
  • 小畑裕樹(もんちの彼氏) - 太賀
もんちと別れたが、彼女の妊娠を知り復縁を考える。イノの制裁を受けるが、その後もんちと結婚する。
  • 岡村咲江(伊之の友人、のち妻) - 西原亜希
花屋に勤務。元夫との間に息子供がいるその息子はイノと仲がよく、もんちは彼女を気に入っているので兄嫁にと思っている。
イノが面倒を見ている後輩。
もんちと復縁しようと赤座家にやってきた裕樹を一喝する。
裕樹を怒る忍とイノを宥め、もんちとの結婚を認める。
スタッフ

脚注

注釈

  1. ^ 月曜名作劇場』枠外で放送。
  2. ^ 演じるにあたって、宮﨑は大型自動車免許を取得している[7]

出典

外部リンク



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