下長磯の式三番
名称: | 下長磯の式三番 |
ふりがな: | しもながいそのしきさんばん |
種別1: | 民俗芸能 |
保護団体名: | 下長磯三番叟保存会 |
選択年月日: | 1970.06.08(昭和45.06.08) |
都道府県(列記): | 群馬県 |
市区町村(列記): | 前橋市長磯町 |
代表都道府県: | 群馬県 |
備考: | 所在地が同一都道府県内のもの(このデータは種別1から移行しています) |
解説文: | この芸能は、群馬県前橋市下長磯町の稲荷神社の祭のおり(四月十五日)に行なわれ、能の式三番の様式を人形によって表現するものである。 通称「三番あやつり」などとも呼ばれ、本流となる舞台芸能である能の翁芸が地方民間化したもの、特にそれが人形化したものである点、芸能史的にもきわめて貴重なものである。 人形は二人遣いで演じられ、まず千歳(千代)が面箱を捧げて登場し、次いで翁が白尉面をつけて舞い(「ひげそりの舞」とも)、続いて三番叟が舞う(「三番舞」とも)。 三番叟の舞には、引足・なめ足・袖ふり・蛙またなど、その舞型が細かく踏襲されており、「揉みの段」「鈴の段」あるいは「種卸」などの所作には、素朴ながら妙味のある演技法が伝わっている。 また、謡・囃子も形式は能に習っており、人形の式三番として地方的にも特色あるものである。 |
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