べんけい【汴京】
べんけい【弁慶/辨慶】
読み方:べんけい
[?〜1189]鎌倉初期の僧。幼名、鬼若。号、武蔵坊(むさしぼう)。義経記・吾妻鏡・平家物語などによれば、熊野の別当の子で、兄頼朝と不和になり奥州に落ちる源義経に従い、安宅(あたか)の関での難を救い、衣川の戦いで全身に矢を受けて立ちながら息絶えたと伝えられる。能・歌舞伎・浄瑠璃などに英雄豪傑として描かれる。
富田常雄の時代小説。昭和26年(1951)から昭和30年(1955)にかけて「東京新聞」に連載。単行本は、昭和27年(1952)から昭和30年(1955)にかけて全9巻を刊行。
2 《弁慶が七つ道具を背負った姿、また、衣川の合戦で、体中に矢を射立てられて立ち往生した姿から》道具の名。
㋐竹筒に多くの穴をあけたもので、うちわや台所道具をさしておくもの。
㋑わらを束ね、筒状にしたものを棒の先につけて、風車や柄につけた飴(あめ)などをさし、売り歩いたもの。
4 「弁慶縞」の略。
べん‐けい【×鞭刑】
読み方:べんけい
鞭(むち)で打つ刑。笞刑(ちけい)。
べんけい 【弁慶】
べんけい
ベンケイ
ベンケイ
弁慶
弁慶
- 京阪地方の遊廓にて幇間、即ちたいこもちのことをいふ。又「とりまき」或は「やりて」のことをもいふ。〔花柳語〕
- 京阪地方の遊廓にて幇間、即ちたいこもちのことをいふ。又「とりまき」或は「やりて」のことをもいふ。
- 京阪の遊廓で幇間、とりまき、やりてなどのことをいふ。
- 京阪地方の遊廓で幇間つまりたいこもちのことをいう。又は、「とりまき」「やりて」のこともいう。〔花柳界〕
- お客にお供してご馳走やご祝儀にありつく芸人。たかり。落語「船弁慶」に“お前みたいに年中人に従いていて、ただで酒を飲まして貰うてるさかい、皆がお前のことを弁慶はん弁慶はんと云うのや”。寛政六年刊行の香具屋先生著「虚実柳巷方言(きようじつさとなまり)」の下に「坂町にては」で、弁慶ハ藤川店 菊八、八兵衛八十八、藤八。「堀江は」弁慶ハ梶店、のせ八、三八、弥吉、土来。兵金 桐太夫、善七、卯吉、大八。として載つている。大阪方言事典によると「べんけえ」、昔、遊里で幇間、又は、取巻のことを称した。大尽客のことを「ほうがん」と呼んだのに対し、九郎判官にはつきものだと云うところから、弁慶と洒落たものである。流行の「社用族」はこの弁慶としてはゴールド弁慶であらねばならぬ。
弁慶
弁慶
弁慶
べんけいと同じ種類の言葉
- べんけいのページへのリンク