ゆかりの作品など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 07:19 UTC 版)
多摩地域を舞台にした文芸作品には、著名なものとしては国木田独歩の『武蔵野』や大岡昇平の『武蔵野夫人』などがある。戦前に吉祥寺に在住していた横溝正史には、『真珠郎』(吉祥寺)、『黒猫亭事件』(武蔵野の面影が残る町)、『殺人鬼』(吉祥寺)、『夜歩く』(小金井市)、『女王蜂』(青梅市)など多数の作品がある。他の作家の近年の作品としては、武蔵村山市を舞台にした『OUT』、国分寺市の『さらば国分寺書店のオババ』、村上龍の芥川賞受賞作で福生市が舞台の『限りなく透明に近いブルー』、三津田信三の奥多摩を舞台にした推理小説『首無の如き祟るもの』、米澤穂信の武蔵野市を舞台にした『追想五断章』などがある。 また漫画作品では、東久留米市の『めぞん一刻』、吉祥寺の『GTO』『ろくでなしBLUES』、国立市の『姫ちゃんのリボン』、福生市の『河よりも長くゆるやかに』などがある。杉並区や練馬区と並ぶアニメスタジオの地盤ともなっており、スタジオジブリが小金井市に、タツノコプロが武蔵野市に、シンエイ動画が西東京市に、日本アニメーションが多摩市に本社を置いているなど大小スタジオが多数ある。スタジオジブリのアニメ作品には多摩市を舞台にした『平成狸合戦ぽんぽこ』『耳をすませば』(アニメ映画版)がある。 音楽では、TM NETWORKは「多摩 (TaMa) 」が語源であり(TM NETWORK#ユニット名も参照)、メンバーの小室哲哉は府中市、宇都宮隆と木根尚登は立川市と、全員が多摩地域の出身である。 他にもRCサクセションの「多摩蘭坂」などもある。
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