アジア太平洋地域とは? わかりやすく解説

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アジア太平洋

(アジア太平洋地域 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/05 05:57 UTC 版)

アジア太平洋地域の一般的な定義を示す地図。緑色はアジア太平洋の主要国を指し、黄緑色は含まれることのある地域を指す。
アジア太平洋の例
アジア太平洋の例
アジア太平洋経済協力諸国

アジア太平洋(アジアたいへいよう、Asia‐Pacific)は、アジアから太平洋にかけての地域である。Asia-Pacificを略してAPACAsia-PacAsPacなどと称される。この言葉が指す地域は文脈によって異なるが、通常は西太平洋とその周辺の地域を指し、東アジア東北アジア)、南アジア東南アジア中央アジア西アジアオセアニアが含まれる。

この用語には、北太平洋が面するロシアや、東太平洋が面するアメリカ大陸西海岸の諸国が含まれる場合もある。例えば、アジア太平洋経済協力(APEC)には、ロシア、カナダアメリカ合衆国メキシコペルーチリが含まれる。世界をアメリカEMEA・アジア太平洋に3分割する場合の「アジア太平洋」には、中東を除くアジアの全域とオセアニアの全域が含まれる[1]。いずれの場合も、アジアではあっても西アジアがアジア太平洋に含まれることはほとんどない(広義での「東アジア」という意味合いもある)。

全体として、「アジア太平洋」の明確な定義は存在せず、それが指す地域は文脈により異なる。この用語は1980年代後半ごろから商取引、金融、政治の分野で一般的になった。実際、この地域の経済は多様であるにもかかわらず、地域内のほとんどの国は急成長を遂げている新興市場である。

統計などでは、アジア太平洋から日本を除外した地域を統計の区分とすることがある。このような区域は「日本を除くアジア太平洋」(Asia-Pacific excluding Japan 又は Asia-Pacific except Japan、APeJAPEJ)と呼ばれ[2]、日本を含む場合は、それを明確に示すためにAPJJAPAJAPACと称することもある。他方で、「日本と中国を除くアジア太平洋」(Asia-Pacific excluding Japan and China)[3]、「(日本を含む)アジア太平洋、ただし中国を除く」(Asia-Pacific excluding China や Asia-Pacific including Japan, but excluding China)[4][5] といった区分が用いられるケースもある。

アジア太平洋に含まれる国と地域

アジア

東アジア

南アジア

東南アジア

中央アジア

西アジア

オセアニア

オーストララシア

メラネシア

ミクロネシア

ポリネシア

関連項目

世界の地域区分

脚注

  1. ^ Member Economies - Asia-Pacific Economic Cooperation. Apec.org. Retrieved on 2014-04-12.
  2. ^ 例: Pan, Hui, ed (October 2004). “Vonage and Cisco to sell phone equipment”. VoIP Monthly Newsletter (Information Gatekeepers Inc) 2 (10): 3. https://books.google.com/books?id=ZAb52_IQIIMC 2011年12月15日閲覧. "APEJ (Asia-Pacific Excluding Japan) and EEMEA (Eastern Europe, Middle East, and Africa) will grow their combined share of this figure from 17 percent to 22 percent during the same period, as North America's share adjusts from 53 percent to 46 percent." 
  3. ^ Asia/Pacific (Excluding Japan and Greater China) 2018–2029 Carrier Equipment Spending Analysis and 2020–2024 Forecast”. IDC. 2022年5月17日閲覧。
  4. ^ Mackenzie, Wood (2021年12月16日). “Energy Research & Consultancy” (英語). www.woodmac.com. 2022年5月17日閲覧。
  5. ^ The Digitization of the World from Edge to Core”. IDC. 2022年5月17日閲覧。

外部リンク


アジア太平洋地域

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 16:23 UTC 版)

ボーダフォン」の記事における「アジア太平洋地域」の解説

アジア太平洋地域におけるVodafoneサービス提供国以下の通り。 国ネットワーク名 (以前の名前)出資比率顧客市場シェア公式Webサイト競合他社オーストラリア Vodafone 100% 3,126,000 18% www.vodafone.com.au Telstra, Optus, 3 ニュージーランド Vodafone (BellSouth) 100% 2,024,000 52.4% www.vodafone.co.nz Telecom, 2degrees フィジー Vodafone 49% 95,000 100% www.vodafone.com.fj 日本 中国 中国移動通信 3.3% 8,250,000 (2005年6月30日) 65% www.chinamobile.com 中国聯合通信中国電信 香港 -- インドネシア XL 0% -- www.xl.co.id マレーシア Celcom 0% -- www.celcom.com.my Maxis Communications, Digi.com シンガポール インド AirTel 10% 1,633,000 22% http://www.airtelworld.com スリランカ Dialog 0% -- www.dialog.lk * 株式50%以上を親会社所有する企業子会社見なされる50%以下の企業提携となる。所有権のない会社はすべてパートナーである。

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アジア・太平洋地域

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/21 17:47 UTC 版)

Galaxy Nexus」の記事における「アジア・太平洋地域」の解説

日本ではNTTドコモからSC-04D型番として発売されており、docomo NEXT series分類されている。HSPA+版の16GBモデルのみ販売されている。 インドでは2012年1月21日フィリピンでは2012年1月28日バーレーンでは2012年3月4日それぞれ発売された。

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「アジア・太平洋地域」を含む「Galaxy Nexus」の記事については、「Galaxy Nexus」の概要を参照ください。

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