アニとは？ わかりやすく解説

別表記：아니、ani、アニ

韓国語「アニ」とは、「アニ」の意味

韓国語「アニ」は日本語の「いいえ」や「いや」に相当する表現。年下や親しい仲の人に対して否定の返事をするときに用いる。肯定を意味する「ウン（はい）」と共に、韓国語で最も使われる言葉だ。年上や上司などの目上の人に否定の返事をする場合は、「違います」の意味である「アニヨ」を使って、丁寧な言い方にできる。また、文章や会話の初めに「アニ」を使うと「あれ」「なんだって」「ええっ」の意味になり、驚きや疑問などの感嘆を表す言葉になる。

「アニ」の語源は定かでない。「アニ」は文書や会話の中で明確な意味をもたないが特定の役割で使う単語であり、言語的談話標識と呼ばれる。韓国語では「チュイムセ」と言う。日本語の「ええと」や「まあ」に同じニュアンスで使える。

「アニ」の意味と似ている言葉として、「アニヤ」や「アンデ」がある。「アニヤ」は「いいえ」や「違うよ」など、「アニ」と同じ意味だ。「アンデ」は「だめ」の意味であり、人のお願いを断る時に使う。「アニ」は質問に対して否定の返事をする時に使える。

韓国語「アニ」のハングル表記

「アニ」のハングル表記は「아니」である。年上や上司などの目上の人に使う言葉である「アニヨ」のハングル表記は「아니요」。

韓国語「アニ」の発音

韓国語の「アニ」は、「あに（ani）」と発音する。日本語の「兄（あに）」と発音が同じである。非常に言いやすくて使いやすい言葉といえる。

アニの意味

韓国語の「アニ」は「いや」「いいえ」という意味の表現。年下や親しい相手に対して否定的な返事をする時に用いる。「アニアニ（いやいや）」のように繰り返す言い方もできる。

アニは「いや、あれ、なんだって」といった意味も持つ。驚きや疑問といった感嘆を表したり、強調したりする場合に用いられている。「アニ」は韓国語のパンマル（タメ口、フランクな言い方）だが、語尾に「ヨ」を付けて「アニョ（いいえ、違います）」とすると目上の相手に対しても使用できる。

アニの語源

「アニ」の語源については明言されていない。韓国では、話の前に付ける口癖のような言葉を「チュイムセ」と言う。「アニ」のように、明確な意味は持たないものの文書の中で特定の役割を果たす単語を指している。