アブジャドとは? わかりやすく解説

アブジャド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/10 17:08 UTC 版)

アブジャド: abjad[ˈæbæd][1]: أبجد‎、または、英: abgad)、または子音文字単子音文字(英: consonantary)とは、文字体系の分類の一つ。ひとつの子音に対し、通常ひとつの音素文字をもち、原則として母音を明示しない文字である。代表的なアブジャドには、アラビア文字がある。


注釈

  1. ^ ヘブライ文字の翻字についてはISO 259英語版を、アラビア文字のそれについてはISO 233を参照。
  2. ^ 本表の個々のアラビア文字は、基本的に同じ数価のヘブライ文字から派生してできたものであるが、唯一例外的に、アラビア文字のSeenは、ヘブライ文字のSamekhから派生したものではない。

出典

  1. ^ "abjad". Oxford English Dictionary (3rd ed.). Oxford University Press. September 2005. (要購読、またはイギリス公立図書館への会員加入。)
  2. ^ Daniels, Peter T., et al. eds. (1996). The World's Writing Systems. Oxford. pp. p.4 
  3. ^ 平成27年度 東京外国語大学オープンアカデミー 東京外国語大学語学研究所 企画 『言葉とその周辺をきわめる -4- 』 2015年10月13日(火) 第2回 「ふしぎな、ふしぎなアラビア語東京外国語大学大学院特別研究員、長渡陽一。
  4. ^ Unicode Characters in the Hebrew Block”. 2019年10月4日閲覧。
  5. ^ Unicode Characters in the Arabic Block”. 2019年10月4日閲覧。


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アブジャド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 22:08 UTC 版)

文字」の記事における「アブジャド」の解説

詳細は「アブジャド」を参照 アブジャド(英: abjad)とは、語の子音のみを字母として綴る文字体系である(母音原則として表記しないが、初学者向けにはダイアクリティカルマーク母音表記する場合もある)。子音文字または単子音文字(英: consonantary)とも呼ばれる。 アブジャドに属す文字体系には、アラビア文字アラム文字消滅)、ヘブライ文字ペルシア文字などがある。現在までに知られているアブジャドはすべて、セム系言語表記するために発達した考えられている。 学術用語としてのアブジャドは、Daniels創案になるものである。この語はアラビア文字伝統的な順序最初の4文字由来し平仮名の「いろは」がそうであるように、アラビア文字意味する語として古くから用いられていた。アラビア文字記数法参照

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