アメリカ州
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/08 04:22 UTC 版)
面積 | 42,549,000 km² |
---|---|
人口 | 1,002,000,000人 |
国数 | |
言語 | 主にスペイン語・英語・ポルトガル語 |
最大都市 | サンパウロ メキシコシティ ニューヨーク |
アメリカ州(アメリカしゅう、英: Americas)は、北アメリカと南アメリカの総体からなる陸地を指す[注釈 1]。漢字表記は亜米利加であり大州の一つとして米州(米洲、べいしゅう)、アメリカ大陸とも呼ぶ。省略する場合は米の一字を用いる。
命名の由来
クリストファー・コロンブスのアメリカ海域到達を知ったアメリゴ・ヴェスプッチは、1499年から1502年にかけての南米探検で南緯50度まで沿岸を南下した。
これを受けて、この土地がコロンブスの言うようなインドやアジアではなく新大陸であると確信したヴァルトゼーミュラーは、1507年にフランスで出版したラテン語の書『宇宙誌入門』 (Cosmographiae Introductio) の解説文中で、この新大陸を、「発見」者であるアメリゴ・ヴェスプッチの名前よりアメリゲ (Amerige) 、あるいはラテン語名アメリクス・ウェスプキウス (Americus Vespucius) より、ヨーロッパ (Europa, エウローパ)、アフリカ (Africa, アーフリカ)、アジア (Asia, アーシア) と同様の女性形であるアメリカ (America) と呼ぶべきだと提唱した。なお、スペインおよびその植民地ではアメリカという呼称は用いられず、新大陸はインディアスとして知られていた[1]。
他にも、ジョン・カボットの航海の投資者であり、彼に沿岸地域の地図の作成を命じたリチャード・アメリク (Richard Amerik) の姓から採ったという異説も存在する。
アメリカ州の地域区分
- 南アメリカ - パナマを除く[注釈 2]南アメリカ大陸と周辺の島嶼・海域の総称。
- 北アメリカ - パナマを含む[注釈 2]北アメリカ大陸と周辺の島嶼・海域の総称。
- カリブ海地域 (Caribbean) - 国連による世界地理区分[2]ではベネズエラ領を除くアンティル諸島とバハマ諸島の総称。西インド諸島の大部分を占める。バハマ諸島を含まない場合、カリブ海沿岸の大陸側の一部の国を含む場合などもある。
- 中央アメリカ - 北アメリカのうち、地理的にはテワンテペク地峡からパナマ地峡までの地域。国と地域の区分ではベリーズ・グアテマラからパナマまで[注釈 2]の7か国とすることが多いが、国連による世界地理区分ではメキシコも含む。さらに前述のカリブ海地域も含むことがある。
- 北部アメリカ (Northern America) - 国連による世界地理区分[2]ではアメリカ合衆国、カナダ、グリーンランド、サンピエール島・ミクロン島、バミューダの総称。
- ラテンアメリカ - メキシコ以南のスペイン語圏とポルトガル語圏の各国、場合によってはフランス語圏を含む国と地域の総称。英語圏やオランダ語圏を含むメキシコ以南の全体を総称することもあり、この場合は日本語の中南米の範囲と一致する[注釈 3]。
- アングロアメリカ - 一般的にはアメリカ合衆国とカナダ。フランス語だけを公用語とするカナダのケベック州を除外する場合、英語圏のほかの国や地域を含む場合もある。
都市
アメリカ州域内の人口100万人以上(2018年1月1日現在)の都市[3]。
関連項目
- 米州機構 - 米州機構(OAS)概要(外務省による)
- 米州開発銀行 - 米州開発銀行駐日事務所
- アメリカ州の先住民族
- アメリカ大陸
- アメリカ大陸諸国の独立年表
- アメリカ大陸の料理の一覧
- ヨーロッパ諸国によるアメリカ大陸の植民地化
- 国際アメリカン・スタディーズ協会
世界の地域区分
脚注
注釈
出典
- ^ ギブソン P,15
- ^ a b “Composition of macro geographical (continental) regions, geographical sub-regions, and selected economic and other groupings”. United Nations Statistics Division. 国際連合 (2013年10月31日). 2015年5月14日閲覧。
- ^ https://www.citypopulation.de/world/Agglomerations.html
参考文献
- チャールズ・ギブソン:著、染田秀藤:訳「イスパノアメリカ 植民地時代」平凡社、1981年。
五大州 | アジア (亜州) | ヨーロッパ (欧州) | アフリカ (阿州) | アメリカ(米州) | オセアニア (大洋州) | - | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
六大州 | 北アメリカ (北米) | 南アメリカ (南米) | ||||||
七大州 | 南極 |
アメリカ州
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/19 14:17 UTC 版)
「ポルトノボ (曖昧さ回避)」の記事における「アメリカ州」の解説
すべてブラジルに所在している。 Além Paraíba - ミナスジェライス州の都市。旧称はPorto Novo do Cunha。現在も地名として残っている。 ポルトノボ (カラグアタトゥバ)(ポルトガル語版) - サンパウロ州、カラグアタトゥバ(ポルトガル語版)の街区(Bairro)。 ポルトノボ (カリアシカ)(ポルトガル語版) - エスピリトサント州、カリアシカ(ポルトガル語版)の街区。 ポルトノボ (サンタナ)(ポルトガル語版) - バイーア州、サンタナ(ポルトガル語版)の街区。 ポルトノボ (サンゴンサ)(ポルトガル語版) - リオデジャネイロ州、サンゴンサロの街区。
※この「アメリカ州」の解説は、「ポルトノボ (曖昧さ回避)」の解説の一部です。
「アメリカ州」を含む「ポルトノボ (曖昧さ回避)」の記事については、「ポルトノボ (曖昧さ回避)」の概要を参照ください。
アメリカ州
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/16 16:06 UTC 版)
「ベンゾジアゼピン薬物乱用」の記事における「アメリカ州」の解説
北米でのベンゾジアゼピン乱用は深刻な問題となっている。米国とカナダで最も乱用されるベンゾジアゼピンは、アルプラゾラム、クロナゼパム、ロラゼパム、ジアゼパムであった。
※この「アメリカ州」の解説は、「ベンゾジアゼピン薬物乱用」の解説の一部です。
「アメリカ州」を含む「ベンゾジアゼピン薬物乱用」の記事については、「ベンゾジアゼピン薬物乱用」の概要を参照ください。
アメリカ州
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 06:37 UTC 版)
国名対象者の国籍国政レベル地方レベル要件等選挙権被選挙権選挙権被選挙権 アメリカ合衆国全ての国 × × ▲ ▲ 国政・州レベルでは認められず、市町村レベルで限定的に認めるところもある。 メリーランド州のタコマパーク市などでは、国籍に関係なく、選挙権・被選挙権を付与している。 シカゴでは子どものいる外国人に教育委員選挙の選挙権・被選挙権を付与している。 ベネズエラ全ての国 × × ○ 不明 10年以上の居住。年齢18歳以上。憲法で市町村における外国人の選挙権を保障し、選挙人登録をした地域に1年以上在住する者に選挙権を保障している(憲法64条、投票に関する組織法8条)。 チリ全ての国 ○ × ○ × 5年以上の在住。 ウルグアイ全ての国 ○ × ○ × 15年以上の居住。憲法78条で、国内で15年以上居住する外国人選挙権を保障している。
※この「アメリカ州」の解説は、「外国人参政権」の解説の一部です。
「アメリカ州」を含む「外国人参政権」の記事については、「外国人参政権」の概要を参照ください。
アメリカ州
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 15:25 UTC 版)
「ライス・アンド・ビーンズ」の記事における「アメリカ州」の解説
インゲンマメ属の遺伝子解析によって、この植物の起源がメソアメリカにあり、伝統的なコンパニオンプランツのトウモロコシおよびカボチャとともに南方に拡散したことが示されている。米はスペイン人とポルトガル人によって植民地時代にメキシコとブラジルにもたらされた。しかしながら、近年になってアマゾン先住民が約4000年前から同じイネ属の植物をすでに栽培しており、それ以前に南アメリカに存在していた豆の伝統的なコンパニオンプランツのトウモロコシおよびカボチャと一緒に栽培していたことが発見された。いくつかの近年の研究では奴隷化されたアフリカの人々が新世界での米の普及に積極的な役割を果たしたことが示唆されている。米はいくつかのスペイン語圏の国々ではもっとも一般的な食物となっている。
※この「アメリカ州」の解説は、「ライス・アンド・ビーンズ」の解説の一部です。
「アメリカ州」を含む「ライス・アンド・ビーンズ」の記事については、「ライス・アンド・ビーンズ」の概要を参照ください。
アメリカ州
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 14:10 UTC 版)
アメリカ合衆国でのレモン栽培はフロリダとカリフォルニアが主な産地であったが、品質は低いものだった。しかし1890年代以降、多くの篤農の手によってカリフォルニアのレモンの質は急速に向上し、それに伴って生産量も拡大して、世界最大の生産地の一つに躍り出ることとなった。1893年には「南カリフォルニア青果協同組合」が設立され、「サンキスト」のブランド名とともにオレンジやレモンの質の向上、販売促進に努めた。南アメリカにおいてはブラジルではレモンが古くから盛んに生産・消費されていたが、20世紀後半に入るとアルゼンチン北部においてレモンの栽培が急拡大し、世界の主要産地の一角を占めるようになった。
※この「アメリカ州」の解説は、「レモン」の解説の一部です。
「アメリカ州」を含む「レモン」の記事については、「レモン」の概要を参照ください。
アメリカ州
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/10 14:23 UTC 版)
カナダの医療はかつて社会保険方式でありミーンズテストが実施されたが、現在は単一支払者制度によるユニバーサルヘルスケアに改定され、医療では実施されていない。 米国では世界恐慌の際、住宅扶助の申請者に対してミーンズテストが実施された。1960年代以降は、フードスタンプ制度においてもミーンズテストが実施されている。また、低所得者向け健康保険制度であるメディケイドでも資力調査が実施されている。
※この「アメリカ州」の解説は、「ミーンズテスト」の解説の一部です。
「アメリカ州」を含む「ミーンズテスト」の記事については、「ミーンズテスト」の概要を参照ください。
アメリカ州
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/05 21:39 UTC 版)
「ラパス (曖昧さ回避)」の記事における「アメリカ州」の解説
北アメリカ アメリカ合衆国ラパス郡 (アリゾナ州) - アリゾナ州にある郡。 ラパス (インディアナ州) - インディアナ州にある町。 メキシコラパス (バハ・カリフォルニア・スル州) - バハ・カリフォルニア・スル州の州都。 ラパス (チワワ州) - チワワ州にある都市。 ラパス (コアウィラ州) - コアウィラ州にある都市。 ラパス (メヒコ州)(英語版) - メヒコ州にある都市。 ラパス (ミチョアカン州) - ミチョアカン州にある都市。 ラパス (ヌエボ・レオン州) - ヌエボ・レオン州にある都市。 ラパス (オアハカ州) - オアハカ州にある都市。 中央アメリカ エルサルバドルラパス県 (エルサルバドル) - エルサルバドルの県。 ホンジュラスラパス県 (ホンジュラス) ラパス (ホンジュラス) - ラパス県の中心都市。 南アメリカ アルゼンチンラパス (エントレリオ州) ラパス県 (エントレリオ州) ラパス (メンドーサ州) ラパス県 (メンドーサ州) ラパス県 (カタマルカ州) パラグアイラパス (イタプア県) - イタプア県にある都市。 ボリビアラパス - 事実上の首都。 ラパス県 (ボリビア) - ラパス市のある県。 ウルグアイラパス (カネロネス県) - カネロネス県にある都市。
※この「アメリカ州」の解説は、「ラパス (曖昧さ回避)」の解説の一部です。
「アメリカ州」を含む「ラパス (曖昧さ回避)」の記事については、「ラパス (曖昧さ回避)」の概要を参照ください。
アメリカ州
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 04:44 UTC 版)
名称位置・国名発見生産開始生産ピーク可採埋蔵量(10億バレル)生産量(100万バレル/日)備考カンタレル油田 メキシコ 1976年 1981年 2004年 35, 埋蔵量180億バレル .772 214万バレル/日(2004年ピーク時生産量) チコンテペック油田 メキシコ 1926年 6.5(埋蔵量190億バレル以上) ボリバーコースタル油田 ベネズエラ 1917年 30-32 2.6-3 ボスカン油田 ベネズエラ 1.6 マーリム油田 ブラジル 1985年 4 近傍マーリム・スル油田との合計推定。 シュガーローフ油田 ブラジル 2007年 25-40 未生産。 トゥピ油田 ブラジル 2007年 5-8 クピアグア/クシアナ油田 コロンビア 1990年代 1 シュシュフィンディ油田 エクアドル ラゴアグリオ油田 エクアドル パタゴニア油田 アルゼンチン プルドーベイ油田 アメリカ合衆国アラスカ州 1968年 1977年 13 0.9 アメリカ合衆国最大の油田。アラスカを横断するパイプラインの環境問題で採掘開始が遅れたが、石油危機後生産開始された。 SACROC アメリカ合衆国 1.5 イェーツ油田 アメリカ合衆国 1926年 1926年 1929年 3.0 (2.0 billion recovered; 1.0 reserve remaining) クパルク油田 アメリカ合衆国 1969年 6 Alpine アメリカ合衆国 0.4-1 東テキサス油田 アメリカ合衆国 1930年 6 Spraberry Trend アメリカ合衆国 10 ウィルミントン油田 アメリカ合衆国 3 サウスベルリッジ油田 アメリカ合衆国 2 コアリンガ油田 アメリカ合衆国カリフォルニア州 1 エルクヒルズ油田 アメリカ合衆国カリフォルニア州 1.5 カーンリバー油田 アメリカ合衆国カリフォルニア州 2.5 ミッドウェー・サンセット油田 アメリカ合衆国 3.4 サンダーホース油田 アメリカ合衆国 >1 ドレーク油田 アメリカ合衆国 ペンビナ油田 カナダ・アルバータ州 1953年 1953年 2.2 0.04 カナダ陸上最大の油田。 スワンヒルズ油田 カナダ・アルバータ州 レインボーレイク油田 カナダ・アルバータ州 ハイバーニア油田 カナダ・ニューファンドランド・ラブラドール州 1979年 1997年 3 0.2 大西洋大陸棚(水深101m)に位置するカナダ最大で北米大陸大西洋岸最大の油田。 テラ・ノヴァ油田 カナダ・ニューファンドランド・ラブラドール州 1984年 2002年 1.0
※この「アメリカ州」の解説は、「油田の一覧」の解説の一部です。
「アメリカ州」を含む「油田の一覧」の記事については、「油田の一覧」の概要を参照ください。
「アメリカ州」の例文・使い方・用例・文例
- アメリカ州
- アメリカ州のページへのリンク