アメリカ軍の上陸計画とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > アメリカ軍の上陸計画の意味・解説 

アメリカ軍の上陸計画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 13:48 UTC 版)

ブーゲンビル島沖海戦」の記事における「アメリカ軍の上陸計画」の解説

連合国および南西太平洋方面最高司令官ダグラス・マッカーサー大将1943年4月26日発令したカートホイール作戦計画では、ラバウル攻略せず無視することがすでに決まっていた。第3艦隊南太平洋部隊。ウィリアム・ハルゼー大将)は、ラバウル包囲のためにブーゲンビル島攻略することと、ブーゲンビル島その周辺島々のうち、ブイン地区ショートランド諸島パスするところまでは作戦進捗に伴う計画修正により決めていたものの、ブーゲンビル島のどこで上陸作戦を行うかについては、候補地2つあった。潜水艦から派遣され偵察班の調査により選ばれ2つ候補地は、ブーゲンビル島北東部キエタと、その反対側にあるエンプレス・オーガスタ湾であった。しかし、キエタ港湾としては優れていたものラバウルから遠かったこと、エンプレス・オーガスタ湾面したタロキナ地区飛行場適地があったこと、タロキナ方面日本軍部隊がわずかであるなどの理由により、エンプレス・オーガスタ湾上陸する事が決まったまた、予備作戦としてトレジャリー諸島ニュージーランド軍一個旅団を、欺瞞作戦チョイセル島にも上陸部隊を送ることとなったが、第3艦隊目下悩み手持ち兵力少なさであったアレクサンダー・ヴァンデグリフト海兵中将率い上陸部隊は、二個師団ニュージーランド軍一個旅団合わせて34,000名。上陸部隊護衛輸送するセオドア・S・ウィルキンソン少将率い第三水陸両用部隊輸送船12隻と駆逐艦11隻。そしてこれらの部隊支援する水上兵力アーロン・S・メリル少将の第39任務部隊だけであり、あとは第5艦隊レイモンド・スプルーアンス中将)から借用第38任務部隊フレデリック・C・シャーマン少将)があっただけである。アメリカ海軍ソロモン方面投入していた空母1943年7月以降第38任務部隊サラトガ一隻だけであったアメリカ海軍ギルバート諸島攻略ガルヴァニック作戦との関連で、主力エセックス級航空母艦などの新鋭艦などは中部太平洋方面投入していた。太平洋艦隊司令長官チェスター・ニミッツ大将認識では、中部太平洋方面への進撃により日本軍注意はこちらへ集まりブーゲンビル島作戦第3艦隊手持ち艦艇だけで遂行できる判断していた。ブーゲンビル島の上作戦決定した後、ハルゼー大将真珠湾太平洋艦隊司令部向かい増援要請するその結果新鋭軽空母プリンストン (USS Princeton, CVL-23) と巡洋艦群、駆逐群が派遣される事となったが、タロキナ上陸作戦予定日である11月1日までには合流できなかった。このような制約があったにもかかわらず10月27日にはトレジャリー諸島チョイセル島先行部隊上陸し小規模戦闘となった次いで11月1日早朝エンプレス・オーガスタ湾の上作戦敢行され、上陸作戦から日本軍注意をそらすために第39任務部隊ブカ島ショートランドに対して艦砲射撃行い第38任務部隊艦載機ブカ島爆撃した。また連合軍輸送船団発見ブカ島砲撃電報をうけ、南東方面部隊指揮官草鹿任一南東方面艦隊司令長官麾下南東方面艦隊外南洋部隊/SNB、第一基地航空部隊/1FGB)はソロモン方面邀撃作戦発動し第一基地航空部隊第十一航空艦隊基幹)に敵輸送船団攻撃命じた

※この「アメリカ軍の上陸計画」の解説は、「ブーゲンビル島沖海戦」の解説の一部です。
「アメリカ軍の上陸計画」を含む「ブーゲンビル島沖海戦」の記事については、「ブーゲンビル島沖海戦」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「アメリカ軍の上陸計画」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アメリカ軍の上陸計画」の関連用語

アメリカ軍の上陸計画のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アメリカ軍の上陸計画のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのブーゲンビル島沖海戦 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS