アルブレヒト・ウィルヘルム・トロニエ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/30 01:08 UTC 版)
アルブレヒト・ウィルヘルム・トロニエ(Albrecht Wilhelm Tronnier 、1902年 - 1982年)は、ドイツのレンズ設計者である。
シュナイダー・クロイツナッハ/イスコ時代
当初シュナイダー・クロイツナッハに勤務[1]し、クセナー[2]、テレクセナー[2]、アンギュロン[2]、クセノン[2]等を設計した。
1935年に初めて新種ガラスであるランタンクラウンを使用した3群3枚のレンズを設計しU.S.P1987878を取得、これはラジオナーとして発売された。後にF3.5、F2.9、F2.8も製作された[3]。
ファランド・オプティカル時代
後アメリカのファランド・オプティカル(Farrand Optical Company )に移籍して数々の光学系を設計した[4]。
フォクトレンダー/カール・ツァイス時代
1944年フォクトレンダーに移籍した。
1953年にテロマー設計[3]。
その他カラースコパー[2]、スコパロン[2]、カラーヘリアー、アポランター[2]、ウルトロン[2][1]、ノクトン[2]、ダイナロン[2]、セプトン等多数のレンズを設計した。
フォクトレンダーのツァイス・イコンへの合併に従いカール・ツァイスに異動した。
脚注
- ^ a b 『別冊ステレオサウンド ヴィンテージカメラセレクション』p.58。
- ^ a b c d e f g h i j 『ツァイス・イコン物語』p.47。
- ^ a b 『クラシックカメラ専科No.17、フォクトレンダーのすべて』p.50。
- ^ 『クラシックカメラ専科No.17、フォクトレンダーのすべて』p.51
参考文献
- 竹田正一郎『ツァイス・イコン物語』光人社 ISBN 978-4-7698-1455-9
- 『クラシックカメラ専科No.17、フォクトレンダーのすべて』朝日ソノラマ
- 『別冊ステレオサウンド ヴィンテージカメラセレクション』ステレオサウンド ISBN 4-88073-035-1
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