アンドリュー・チーチー・ヤオとは? わかりやすく解説

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アンドリュー・チーチー・ヤオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/06 00:37 UTC 版)

アンドリュー・チーチー・ヤオ
生誕 (1946-12-24) 1946年12月24日(77歳)
中華民国 上海市
国籍 中華人民共和国
研究分野 計算機科学
研究機関 スタンフォード大学
プリンストン大学
清華大学
香港中文大学
出身校 国立台湾大学
ハーバード大学
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校
主な受賞歴 ポーヤ賞 (SIAM) (1987)
クヌース賞 (1996)
チューリング賞 (2000)
プロジェクト:人物伝
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チーチー・ヤオ
各種表記
繁体字 姚期智
簡体字 姚期智
拼音 Yáo Qīzhì
ラテン字 Yao2 Chi1ch'ih4
発音: ヤオチーチー
広東語拼音 Jiu4 Kei4 Zi3
広東語発音: ユーケイジー
閩南語白話字 Lâu Kî-tì
日本語読み: ようきち
英文 Chi-Chih Yao
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アンドリュー・チーチー・ヤオAndrew Chi-Chih Yao中国語: 姚期智; 拼音: Yáo Qīzhì1946年12月24日 - )は、著名な計算機科学者にして計算理論家。ミニマックス法を用い今日「ヤオの法則英語版」として知られる理論を証明した。

経歴

1946年、中国上海に生まれた。国立台湾大学物理学を学び、1972年にハーバード大学で物理学の博士号を取得した。1975年にはイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校計算機科学の博士号を取得している。

1996年、クヌース賞を受賞。2000年、「計算複雑性理論に基づく擬似乱数暗号理論通信複雑性などの計算理論への基本的貢献に対して」チューリング賞を授与された。

1982年から1986年までスタンフォード大学で正教授を務めた。1996年から2004年までプリンストン大学で工学と応用科学の教授を務め、アルゴリズムと複雑性の研究を続けた。2010年、中国北京清華大学高等研究センター (CATSU) の教授となり、同大学理論計算機科学研究センター (ITCS) のセンター長となった。香港中文大学でも教授を務めた[1]。2015年に中国系初のノーベル賞受賞者であった楊振寧とともにアメリカ市民権を放棄し、中華人民共和国籍を取得した[2][3][4][5][6]

米国科学アカデミーの会員、アメリカ芸術科学アカデミーフェローアメリカ科学振興協会のフェローなども務めている。中国科学院の院士。

受賞・栄典

家族・親族

  • 妻:フランシス・ヤオ英語版も理論計算機科学の研究者として知られている。

脚注

  1. ^ ITCSC People”. www.itcsc.cuhk.edu.hk. 2016年10月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月12日閲覧。
  2. ^ Quarterly Publication of Individuals, Who Have Chosen To Expatriate, as Required by Section 6039G”. Federal Register. 2019年3月28日閲覧。
  3. ^ 杨振宁、姚期智正式转为中国科学院院士”. Xinhua News. 2019年3月28日閲覧。
  4. ^ “Scientists drop U.S. citizenship”, Science 355 (6328): 891, (March 3, 2017), doi:10.1126/science.355.6328.890 
  5. ^ 中国の軍事崛起は米防衛産業界出身が主役…米「中国のスパイ行為憂慮」”. 中央日報 (2017年3月30日). 2019年3月28日閲覧。
  6. ^ ノーベル賞受賞の中国系研究者ら2人、外国籍放棄し中国科学院へ―中国メディア”. Record china (2017年2月22日). 2019年3月28日閲覧。

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