イン・ア・サイレント・ウェイとは? わかりやすく解説

イン・ア・サイレント・ウェイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/25 03:41 UTC 版)

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イン・ア・サイレント・ウェイ
マイルス・デイヴィススタジオ・アルバム
リリース
録音 1969年2月18日
ジャンル ジャズフュージョン
時間
レーベル コロムビア・レコード
プロデュース テオ・マセロ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 134位(ビルボード
  • マイルス・デイヴィス アルバム 年表
    キリマンジャロの娘
    (1969年)
    イン・ア・サイレント・ウェイ
    (1969年)
    ビッチェズ・ブリュー
    (1970年)
    テンプレートを表示

    イン・ア・サイレント・ウェイ』(In A Silent Way)は、トランペット奏者のマイルス・デイヴィスが1969年に制作・発表したアルバム。ジャズにエレクトリック楽器を持ち込み、フュージョンという新しい音楽ジャンルの先駆けとなった作品。

    解説

    ネフェルティティ』(1967年)を最後に、旧来のアコースティック・ジャズからの脱皮を考えたマイルスは、『マイルス・イン・ザ・スカイ』(1968年)で、実験的にエレクトリック楽器を導入。そして、前作『キリマンジャロの娘』(1969年)から加入したチック・コリアデイヴ・ホランド、本作でマイルスと初共演となるジョン・マクラフリンジョー・ザヴィヌルといった新顔を迎え、より本格的にエレクトリック・ジャズ路線を押し進めた。後にウェザー・リポートを結成するウェイン・ショーターとジョー・ザヴィヌル、リターン・トゥ・フォーエヴァーを結成するチック・コリア、マハヴィシュヌ・オーケストラを結成するジョン・マクラフリンと、1970年代のフュージョン・シーンを担うプレイヤー達が一堂に会した作品と言える。

    レコードのA面を占めていた「シュー/ピースフル」は、ハイ・ハットによる16ビートの繰り返しと、Dのコードだけで演奏されるベースに乗って、各メンバーが即興演奏を繰り広げていく曲。B面は、ジョー・ザヴィヌルが書いた静かな曲「イン・ア・サイレント・ウェイ」と、マイルス作の「イッツ・アバウト・ザット・タイム」のメドレー。本作の音源は、生の即興演奏をプロデューサーのテオ・マセロが編集したものであり、2001年に発売されたボックス・セット『ザ・コンプリート・イン・ア・サイレント・ウェイ・セッションズ』で、編集される前のヴァージョンが初めて公表された。

    同時期にコロンビアのスタジオで録音されていたのがローラ・ニーロの『ニューヨーク・テンダベリー』であり、後に2人は同じフィルモア・イーストのステージに立った。

    なお、本作は、トニー・ウィリアムス在籍時としては最後のアルバムでもある。

    収録曲

    1. 「シュー/ピースフル - Shhh/Peaceful」(18:16)
    2. 「イン・ア・サイレント・ウェイ/イッツ・アバウト・ザット・タイム - In A Silent Way/It's About That Time」(19:51)

    演奏メンバー

    脚注





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