ウインザーノット (競走馬)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/02 12:03 UTC 版)
この記事は「旧馬齢表記」が採用されており、国際的な表記法や2001年以降の日本国内の表記とは異なっています。 |
ウィンザーノット | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
欧字表記 | Windsor Knot[1] | |||||
品種 | サラブレッド[1] | |||||
性別 | 牡[1] | |||||
毛色 | 鹿毛[1] | |||||
生誕 | 1980年3月3日[1] | |||||
死没 | 2009年11月19日(29歳没) | |||||
父 | パーソロン[1] | |||||
母 | サンサン[1] | |||||
母の父 | Bald Eagle[1] | |||||
生国 | 日本(北海道新冠町)[1] | |||||
生産者 | 明和牧場[1] | |||||
馬主 | ホースマン[1] | |||||
調教師 | 高松邦男(美浦)[1] | |||||
競走成績 | ||||||
生涯成績 | 19戦7勝[1] | |||||
獲得賞金 | 1億9460万800円[1] | |||||
|
ウインザーノット(欧字名:Windsor Knot、1980年3月3日 - 2009年11月19日)は、日本の競走馬、種牡馬[1]。主な勝ち鞍に1984年、1985年の函館記念。主戦騎手は柴田政人、田面木博公。
馬名は「ウインザー公」として知られるイギリス国王・エドワード8世および同名のネクタイの結び方の名前が由来である。半妹にスプライトパッサー(父:メイワパッサー、関屋記念勝ち)がいる。
競走馬時代
既に日本でリーディングサイアーとして名を馳せていたパーソロンを父に、凱旋門賞・ヴェルメイユ賞を制した名牝・サンサンを母に持つ「超良血馬」であった。しかし1983年、4歳春にデビュー後、新馬戦・未勝利戦を4戦して1つも勝てず、クラシックには完全に無縁であった。
4歳11月の400万下(格上挑戦)でようやく初勝利するとここから快進撃が始まり、以降条件戦を3連勝。準オープンの身でありながら重賞の函館記念に挑戦、53キロという軽ハンデで勝利し、ようやく良血が開花した。陣営はこの年(1984年)から2000mに距離が短縮された天皇賞・秋に照準を充てたが、軽度の骨折が発覚して休養を余儀なくされた。
6歳の宝塚記念で復帰。3着となると、続く高松宮杯でも3着となり、続く函館記念は58.5キロのハンデや不良馬場をものともせず連覇を果たす。毎日王冠2着後に臨んだ秋の天皇賞ではギャロップダイナ、シンボリルドルフと好勝負を演じるもニホンピロウイナーと同着の3着、続くジャパンカップでは精彩を欠き、全くいいところなく15着に敗れて以降、休養に入る。
7歳になって、まず巴賞に出走しレコード勝ちしたが、セカイオー(鳴尾記念)以来の同一重賞3連覇のかかった函館記念は60.5キロという過酷なハンデもあって4着に敗れる(函館記念3連覇は後にエリモハリアーによって達成される)。毎日王冠4着後に出走した秋の天皇賞はレコード駆けのサクラユタカオーの2着に終わり、このレースをもって現役を引退した。
競走成績
この節の加筆が望まれています。 |
種牡馬時代
生まれ故郷の明和牧場にて種牡馬となり「2000mで2分を6回切ったスピード馬」というキャッチコピーで生産者に宣伝された。1994年のセントライト記念を制したウインドフィールズが代表産駒である。
1998年8月20日付で用途変更[2]、種牡馬を引退し、功労馬として明和牧場で繋養されていた。その後、2009年11月19日に死亡した[3]。
主な産駒
- 1988年産
- ウィンザーモレノ(CBC賞2着、中日新聞杯2着、ダービー卿チャレンジトロフィー2着)
- トーワディスティニー(報知杯4歳牝馬特別2着)
- 1991年産
- 1993年産
- マッケンリーダー(珊瑚冠賞)
ブルードメアサイアーとしての主な産駒
- 1997年産
- 2004年産
- トーワベガ(阪神スプリングジャンプ、中山グランドジャンプ3着)
血統表
ウインザーノットの血統(トウルビヨン系/Pharos 4×5=9.38%、父系にTourbillon 5×5=6.25%、母系にBull Dog・Sir Gallahad 5×5=6.25%) | (血統表の出典) | |||
父 *パーソロン 1960年 鹿毛 | 父の父 Milesian 1953年 鹿毛 | My Babu | Djebel | |
Perfume | ||||
Oatflake | Coup de Lyon | |||
Avena | ||||
父の母 Paleo1953年 鹿毛 | Pharis | Pharos | ||
Carissima | ||||
Colonice | Abjer | |||
Colonis | ||||
母 *サンサン 1969年 黒鹿毛 | Bald Eagle 1955年 黒鹿毛 | Nasrullah | Nearco | |
Mumtaz Begum | ||||
Sigma | Tiger | |||
China Face | ||||
母の母 Sail Navy1957年 鹿毛 | Princequillo | Prince Rose | ||
Cosquilla | ||||
Anchors Aweigh | Davil Diver | |||
True Bearing F-No.7-c |
- 半妹スプライトパッサー(父:メイワパッサー)は1992年関屋記念勝ち馬。
- 半姉ポトマックチェリーの産駒に2006年オーシャンステークス勝ち馬のネイティヴハート、孫に2003年京都新聞杯勝ち馬のマーブルチーフと2001年クイーンカップ勝ち馬のサクセスストレインがいる。
脚注
出典
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビJBISサーチ
- ウインザーノット - 競走馬のふるさと案内所
- ウインザーノット (競走馬)のページへのリンク