カタログモデル(正規輸入車のみ)
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「メルセデス・ベンツ・W201」の記事における「カタログモデル(正規輸入車のみ)」の解説
190E (1985年~1993年)全長4,420mm、全幅1,680mm、車両重量1,180kg、直列4気筒SOHCエンジン、内径φ89.0×行程80.2mmの1,995cc、圧縮比9.1、最高出力115PS/5,100rpm、最大トルク16.8kgm/4,000rpm。 日本マーケットでは、いわゆる5ナンバー枠に収まる扱い易い高級輸入車として登場。当時の輸入販売元ヤナセが企画した特別仕様車が多数が存在する。 190E 2.3 (1990年~1993年)直列4気筒SOHCエンジン、内径φ95.5×行程80.2mmの2,297cc、圧縮比9.0、135PS/5,100rpm、20.6kgm/3,500rpm。 欧州および米国では1986年の時点から販売されていた。 190E 2.3-16 (1986年~1988年)直列4気筒DOHCエンジン、内径φ95.5×行程80.2mmの2,297cc、圧縮比9.7、175PS/5,800rpm、22.9kgm/4,750rpm。 メルセデス製M102エンジンをベースに、レーシングエンジンの名門コスワースが開発を請け負った2.3リットル16バルブエンジンを搭載するスポーツセダン。当初はグループB公認を取得しラリー参戦を目指していたが、計画を変更し、グループAツーリングカーレース用ホモロゲーションモデルとして1983年に公開された。ドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)にエントリーし優勝を飾った他、ナルドテストコースで世界速度記録を樹立など、メルセデスのスポーツイメージを向上させた。通常モデルより車高が低められ、よりハードなサスペンションを備える。メルセデスの乗用車としては初めて外装にも手を加え、本格的なエアロパーツを纏っており、これまでのメルセデスのイメージを一新させた。レースでの活躍もあって、かつてのシルバーアロー復活を印象付けるカラーリングも注目を集めた。 190E 2.5-16 (1988年~1993年)直列4気筒DOHCエンジン、内径φ95.5×行程87.2mmの2,498cc、圧縮比9.7、200PS/6,750rpm、24.5kgm/5,000rpm。 ドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)のレギュレーション変更に合わせて、190E 2.3-16の2.3リットルエンジンのストロークを延長し2.5リットルとしたモデル。 190E 2.6 (1987年~1993年)直列6気筒SOHCエンジン、内径φ82.9×行程80.2mmの2,597cc、圧縮比9.2、165PS/5,800rpm、23.0kgm/4,600rpm。 190シリーズ唯一の直列6気筒エンジン搭載車。 「BMWの6気筒を意識したのでは?」と噂されたほど、それまでのメルセデスの6気筒エンジンとは異なった回転フィーリングを持つ新世代の6気筒エンジンであった。 190D 2.5 (1986年~1993年)直列5気筒SOHCディーゼルエンジン、内径φ87.0×行程84.0mmの2,496cc、圧縮比22.0、90PS/4,600rpm、15.7kgm/2,800rpm。 本国のディーゼルは2リットル4気筒も存在するが、日本においてはこれがベーシックモデルである。 メルセデス・ベンツ日本の販売戦略のため、190Eよりも低い価格で販売されていた。 190D 2.5ターボ (1990年~1993年)直列5気筒SOHCディーゼルターボエンジン、内径φ87.0×行程84.0mmの2,496cc、圧縮比22.0、125PS/4,600rpm、23.5kgm/2,400rpm。 日本及び北米向けに企画されたモデルで欧州圏では販売されていない。W124の300Dターボと並びガソリン車顔負けの俊足ディーゼルであった。
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