フォルクスワーゲン・カルマンギア
カルマンギア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 01:17 UTC 版)
「フォルクスワーゲン・タイプ3」の記事における「カルマンギア」の解説
1961年、セダンと同時にタイプ3をベースに全く新しいスタイルの「タイプ34」カルマンギアが登場した。同時代のアメリカ車の影響が顕著に感じられるエッジの効いたスタイリングを特徴とし、価格もビートルの2倍近くと比較的高価で、装備についても1963年からは電動サンルーフがオプション装備可能となるなど、タイプ1カルマンギアよりも高級志向であった。また、他のタイプ3各モデル同様に居住性やトランクスペースは大幅に改善されていた。 しかしそのスタイルはタイプ1カルマンギアほどの人気を得ることができず、カルマンがポルシェ・914の生産を開始した1969年に、タイプ1より先に消滅した。生産台数も4万2,505 台と、年間平均5,000台程度に留まり、今日では稀少車扱いされ始めている。この生産台数の少なさは、アメリカに正式輸出されず、タイプ1カルマンギアのようにブラジル法人でも生産されなかったためであった。
※この「カルマンギア」の解説は、「フォルクスワーゲン・タイプ3」の解説の一部です。
「カルマンギア」を含む「フォルクスワーゲン・タイプ3」の記事については、「フォルクスワーゲン・タイプ3」の概要を参照ください。
- カルマンギアのページへのリンク