キシレンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 自然 > 物質 > 化合物 > 化合物 > キシレンの意味・解説 

キシレン【xylene】

読み方:きしれん

芳香族炭化水素の一。ベンゼン水素二つメチル基置換したもの。オルト・メタ・パラの3種異性体がある。有毒引火性のある無色透明油状液体石油改質油から抽出される塗料有機溶剤合成樹脂などの原料にする。化学式C6H4CH32 キシロールザイレンジメチルベンゼン


キシレン

読み方きしれん
【英】: xylene

無色芳香族炭化水素で、分子式 C8H10キシロールザイレンともいう。
オルソ(o)、メタ(m)、パラ(p)の 3 種異性体持ち沸点それぞれ 144.4 、139.1 、138.4 である。比重約 0.87 。なお、キシレンと同じ分子式を持つものとしてエチルベンゼン沸点 136.2 )がある。コールタール分留によっても得られるが、主としてナフサ改質熱分解によりベンゼントルエンとともに得られるパラキシレンポリエステル繊維向けのテレフタル酸原料オルソキシレン無水フタル酸原料として重要である。メタキシレン一般的には異性化してパラキシレンとしている。

キシレン

示性式(CH3)2(C6H4) CAS番号1330-20-7】 0-,m-,p- の異性体がある。
無色特有の臭気があり、常温可燃性液体接着剤塗料溶剤希釈剤として用いられる揮発性高く高濃度では喉や目に刺激があり、頭痛、めまい、意識低下などを引き起こすことがある厚生労働省室内濃度指針値は、870μg/m3
EPS建材にはスチレンモノマー不純物として微量混入する場合がある。

キシレン

Name xylene, dimethylbenzene
Molecular Weight 106.165
Molecular F.C8H10
Name p-xylene o-xylene m-xylene
1,4-xylene 1,2-xylene 1,3-xylene
PubChem
キシレン
キシレン
キシレン
CC Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported
Bio Wikiの記事を複製・再配布した「分子生物学用語集」の内容は、特に明示されていない限り、次のライセンスに従います:
CC Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported


キシレン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/07 08:17 UTC 版)

キシレン英語: xylene)または、キシロール英語: xylol)、IUPAC名ジメチルベンゼン英語: dimethylbenzene)は、分子式 C8H10示性式 C6H4(CH3)2分子量 106.17 の芳香族化合物で、ベンゼン水素のうち2つをメチル基で置換したものである。




「キシレン」の続きの解説一覧

「キシレン」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「キシレン」の関連用語

1
ザイレン デジタル大辞泉
100% |||||



4
キシロール デジタル大辞泉
100% |||||

5
ジメチルベンゼン デジタル大辞泉
100% |||||


7
エム‐エックス デジタル大辞泉
94% |||||

8
ビー‐ティー‐エックス デジタル大辞泉
94% |||||

9
ピー‐エックス デジタル大辞泉
94% |||||

10
オルト‐キシレン デジタル大辞泉
78% |||||

キシレンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



キシレンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
JOGMECJOGMEC
Global Disclaimer(免責事項)
本資料は石油天然ガス・金属鉱物資源機構(以下「機構」)石油・天然ガス調査グループが信頼できると判断した各種資料に基づいて作成されていますが、 機構は本資料に含まれるデータおよび情報の正確性又は完全性を保証するものではありません。 また、本資料は読者への一般的な情報提供を目的としたものであり、何らかの投資等に関する特定のアドバイスの提供を目的としたものではありません。 したがって、機構は本資料に依拠して行われた投資等の結果については一切責任を負いません。 なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。
※Copyright (c) 2024 Japan Oil, Gas and Metals National Corporation. All Rights Reserved.
このホームページに掲載されている記事・写真・図表などの無断転載を禁じます。
発泡スチロール協会発泡スチロール協会
Copyright (c) 2024 Japan Expanded Polystyrene Association All rights reserved.
独立行政法人科学技術振興機構独立行政法人科学技術振興機構
All Rights Reserved, Copyright © Japan Science and Technology Agency
Bio WikiBio Wiki
Bio Wikiの記事を複製・再配布した「分子生物学用語集」の内容は、特に明示されていない限り、次のライセンスに従います:
CC Attribution-Noncommercial-Share Alike 3.0 Unported
京浜河川事務所京浜河川事務所
Copyright (C) 2024 京浜河川事務所 All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのキシレン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS