クリスティン・スコット・トーマス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/29 13:29 UTC 版)
デイム・クリスティン・スコット・トーマス Dame Kristin Scott Thomas | |||||||||||||||||||||||||||
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2017年撮影 | |||||||||||||||||||||||||||
本名 | Kristin Ann Scott Thomas | ||||||||||||||||||||||||||
生年月日 | 1960年5月24日(64歳) | ||||||||||||||||||||||||||
出生地 | イングランド コーンウォール州 | ||||||||||||||||||||||||||
国籍 | イギリス | ||||||||||||||||||||||||||
職業 | 女優 | ||||||||||||||||||||||||||
ジャンル | 映画、舞台 | ||||||||||||||||||||||||||
活動期間 | 1984年 - | ||||||||||||||||||||||||||
配偶者 | フランソワ・オリヴェン(1987年 - 2005年) | ||||||||||||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||||||||||||
『フォー・ウェディング』 『ミッション:インポッシブル』 『イングリッシュ・ペイシェント』 『モンタナの風に抱かれて』 『ランダム・ハーツ』 『ゴスフォード・パーク』 『ずっとあなたを愛してる』 『サラの鍵』 『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』 | |||||||||||||||||||||||||||
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備考 | |||||||||||||||||||||||||||
レジオン・ドヌール勲章(2005年) |
デイム・クリスティン・スコット・トーマス(Dame Kristin Scott Thomas, DBE, 1960年5月24日 - )は、イギリスの女優。
来歴
イングランド、コーンウォール州出身。実父も継父も飛行機のパイロットで、どちらも事故死している[1][2][3]。ドーセットで過ごし、19歳でフランスに移った[4]。女優のセレナ・スコット・トーマスは妹。
映画初出演となった『プリンス/アンダー・ザ・チェリームーン』でいきなりラジー賞の最低助演女優賞にノミネートされてしまうなど、キャリアの初期では苦労が多かったが、その後、1994年公開の『フォー・ウェディング』で英国アカデミー賞助演女優賞を受賞。1996年公開の『イングリッシュ・ペイシェント』でアカデミー賞主演女優賞の候補となった。
ロンドンのセントラル・スクール・オブ・スピーチ&ドラマ及びパリの国立舞台芸術技術学院で学び、フランス語が堪能なため、自分が出演した作品のフランス語版を自ら吹き替えることもある。
2008年、アントン・チェーホフの『かもめ』でローレンス・オリヴィエ賞を受賞した。
2010年、第63回カンヌ国際映画祭のオープニングセレモニーの司会を務めることが決定した。
2014年2月、「今後、映画に出演することはない」と発表した。年齢を重ねるにしたがって、与えられる役の幅が狭まってきたことが主な理由である[5]。しかし、現在でも尚女優として活動している。
私生活
フランス人医師と結婚し、三児をもうけたが18年の結婚生活ののち離婚した。
シャーロット・ランプリング、ジェラール・ドパルデュー、ジェーン・バーキンや『イングリッシュ・ペイシェント』で共演したジュリエット・ビノシュ、レイフ・ファインズとも親しい間柄である。
2003年にはOBE(大英帝国勲章第4位)、2015年にはDBE(大英帝国勲章第2位)に叙され、Dame(ディム)の称号を持つ他、2005年にレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを受章している。
主な出演作品
公開年 | 邦題 原題 | 役名 | 備考 |
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1984 | ミストラルの娘 Mistral's Daughter | ナンシー | テレビ・ミニシリーズ |
1985 | プリンス/アンダー・ザ・チェリー・ムーン Prince under the Cherry Moon | メアリー・シャロン | |
1988 | ハンドフル・オブ・ダスト A Handful of Dust | ブレンダ・ラスト | |
第十の男 The Tenth Man | テレサ | テレビ映画 | |
1990 | スパイメーカー The Secret Life of Ian Fleming | レダ | テレビ映画 |
仕組まれた男 Leda St Gabriel | ケイト | テレビ映画 | |
1991 | 愛を止めないで Aux yeux du monde | 教師 | |
1992 | いまは涙を忘れて Weep No More, My Lady | エリザベス | テレビ映画 |
赤い航路 Bitter Moon | フィオナ | ||
1994 | フォー・ウェディング Four Weddings and a Funeral | フィオナ | 英国アカデミー賞助演女優賞 受賞 |
1995 | リチャード三世 Richard III | レディ・アン | |
エンジェル&インセクト/背徳の館 Angels and Insects | マティ | ||
1996 | ガリバー/小人の国・大人の国 Gulliver's Travels | 門衛 | テレビ映画 |
ミッション:インポッシブル Mission: Impossible | サラ・デイヴィス | ||
イングリッシュ・ペイシェント The English Patient | キャサリン | アカデミー主演女優賞 ノミネート | |
1998 | モンタナの風に抱かれて The Horse Whisperer | アニー・マクレーン | |
1999 | ランダム・ハーツ Random Hearts | ケイ・チャンドラー | |
2000 | 真夜中の銃声 Up at the Villa | メアリー・パントン | |
2001 | 海辺の家 Life as a House | ロビン・キンボール | |
ゴスフォード・パーク Gosford Park | シルヴィア・マッコードル夫人 | ||
2004 | ルパン Arsène Lupin | ジョセフィーヌ=カリオストロ伯爵夫人 | |
2005 | キーピング・ママ Keepig Mum | グロリア・グッドフェロー | |
2006 | 唇を閉ざせ Ne le dis à personne | ヘレン・パーキンス | |
2007 | ライラの冒険 黄金の羅針盤 The Golden Compass | ステルマリア | 声の出演 |
2008 | ずっとあなたを愛してる Il y a longtemps que je t'aime | ジュリエット・フォンテイン | ヨーロッパ映画賞女優賞 受賞 |
ブーリン家の姉妹 The Other Boleyn Girl | エリザベス・ブーリン | ||
ラルゴ・ウィンチ Largo Winch | アン・ファーガソン | ||
2009 | お買いもの中毒な私! Confessions of a Shopaholic | アレット・ネイラー | |
熟れた本能 Partir | スザンヌ | ||
ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ Nowhere Boy | ミミ・スミス | ||
2010 | ラブ・クライム 偽りの愛に溺れて Crime d'amour | クリスティン | |
サラの鍵 Elle s'appelait Sarah | ジュリア・ジャーモンド | ||
2011 | 砂漠でサーモン・フィッシング Salmon Fishing in the Yemen | パトリシア・マクスウェル | |
イリュージョン La femme du Vème | Margit | ||
2012 | ベラミ 愛を弄ぶ男 Bel Ami | ヴィルジニー・ルセ | |
危険なプロット Dans la maison | ジャンヌ・ジェルマン | ||
2013 | オンリー・ゴッド Only God Forgives | クリスタル | |
2014 | パリ3区の遺産相続人 My Old Lady | クロエ・ジラール | |
2015 | フランス組曲 Suite Française | アンジェリエ夫人 | 日本公開は2016年1月[6] |
2017 | ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男 Darkest Hour | クレメンティーン・チャーチル | [7] |
サリー・ポッターのパーティー The Party | ジャネット | ||
2018 | トゥームレイダー ファースト・ミッション Tomb Raider | アナ・ミラー | |
パリに見出されたピアニスト Au bout des doigts | 女伯爵 | ||
2020 | レベッカ Rebecca | ダンヴァース夫人 | |
2022- | 窓際のスパイ Slow Horses | ダイアナ | テレビシリーズ |
参照
- ^ Kristin Scott Thomas Biography (1960–)
- ^ “Kristin Scott Thomas learning to be herself”. The New Zealand Herald. The Observer. (2008年3月7日) 2011年10月13日閲覧。
- ^ thePeerage.com :: View topic – Scott Thomas family update
- ^ Anstead, Mark (2007年6月10日). “On the move Kristin Scott Thomas”. The Times (London) 2010年5月7日閲覧。
- ^ “Kristin Scott Thomas Quits Film”. 2014年2月4日閲覧。
- ^ “ミシェル・ウィリアムズ主演作予告編、フランス人女性とドイツ人将校の許されぬ愛”. 映画ナタリー (2015年11月10日). 2015年11月10日閲覧。
- ^ “ゲイリー・オールドマン主演のチャーチル伝記映画、2017年秋に全米公開”. 映画.com. (2016年9月13日) 2016年9月13日閲覧。
外部リンク
固有名詞の分類
イングランドの俳優 | セドリック・ハードウィック マット・ルーカス クリスティン・スコット・トーマス ダニエル・デイ=ルイス エレイン・ペイジ |
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