グローバル地域研究専攻
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 09:30 UTC 版)
「京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科」の記事における「グローバル地域研究専攻」の解説
アジア・アフリカ地域は、近年の急速なグローバル化の下に大きく変容し、さまざまな課題(環境問題、持続的発展、貧困問題、地域紛争など)を抱えている。本専攻は、このような国際社会のさまざまな課題に関して、それらの研究と解決策に貢献しうる地域研究を目指す。特に、グローバルな展開をしてきた広域的な地域、すなわちイスラーム世界、南アジア・インド洋世界を主な対象とするとともに、それらを越えたアジア、アフリカの地域間比較、超域的な 研究を重視する。このような対象地域と課題を踏まえ、3つの研究指導分野を置く。 平和共生・生存基盤論 グローバル化が進展する中で、紛争・戦争の問題や環境への負荷も含め、平和的な共生を実現し、持続的な生存基盤を発展させる可能性について総合的な視点から研究する。中溝和弥 ローハン・デスーザ (Rohan D’Souza) 河野泰之(東南アジア地域研究研究所) 藤田幸一(東南アジア地域研究研究所) 佐藤麻理絵 イスラーム世界論講座 イスラーム世界を構成する一体性と多様性、ならびにイスラーム世界に帰属する諸地域の思想・歴史・現代社会を総合的に研究するとともに、西欧や北米におけるイスラームを含めた複数地域間にわたる諸問題も対象とする。東長靖 長岡慎介 帯谷知可(東南アジア地域研究研究所) 南アジア・インド洋世界論講座 南アジア地域固有の諸問題を研究するとともに、南アジアを軸としてインド洋を媒介とする全域あるいは複数地域間にわたる諸問題も対象とする。藤倉達郎 中溝和弥 中村沙絵 稲葉穣(人文科学研究所) 籠谷直人(人文科学研究所)
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