ケブラジン酸とは? わかりやすく解説

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ケブラジン酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 00:07 UTC 版)

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ケブラジン酸
識別情報
CAS登録番号 23094-71-5 
PubChem 12400
ChEMBL CHEMBL525240 
特性
化学式 C41H30O27
モル質量 954.66 g/mol
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ケブラジン酸(Chebulagic acid)は、ベンゾピランタンニンの1つで、抗酸化物質として多くの用途がある。

免疫抑制[1]、肝臓保護[2]、またヒトの消化酵素として働くα-グルコシダーゼに対する強力な阻害作用[3][4]を持つ。また、黄色ブドウ球菌やカンジダ・アルビカンスに対して活性を持つことが示されている[5]

モモタマナ属のミロバラン、ビンガス、モモタマナ等の植物に見られる[6]

グルタチオンが仲介する変換により、ゲラニインから合成される[7]

出典

  1. ^ [1]
  2. ^ [2]
  3. ^ Sasidharan, J Enzyme Inhib Med Chem 27:578 2012 PMID 22512724
  4. ^ Pham, Pharm Biol 2014 PMID 24635511
  5. ^ [3]
  6. ^ Chemopreventive effect of punicalagin, a novel tannin component isolated from Terminalia catappa, on H-ras-transformed NIH3T3 cells. Pin-Shern Chen and Jih-Heng Li, Toxicology Letters, Volume 163, Issue 1, 5 May 2006, Pages 44-53
  7. ^ Glutathione-mediated conversion of the ellagitannin geraniin into chebulagic acid. Tanaka T, Kouno I and Nonaka G.I, Chemical and pharmaceutical bulletin, 1996, volume 44, no 1, pages 34-40, INIST:3003361



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