トラックミキサ
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トラックミキサ(truck-mixer)とは、荷台部分にミキシング・ドラムを備えた貨物自動車(トラック)のことである。回転可能な樽形の容器に生コンクリートを収めて、走行中も撹拌しながら輸送することができる。日本国内では1949年(昭和24年)に傾斜装置の上に鍋形の生コン容器を取り付けた構造のミキサ車が登場し、1952年(昭和27年)には現在の形の原形となる傾斜回転式バレルを搭載したアジテータートラックが登場した。
- ^ 土木用語研究会 編『土木現場おもしろ事典』(初)山海堂、2003年3月5日。ISBN 4-381-01602-5。
- ^ パワーテイクオフ自体の有無は特殊用途自動車の要件ではなく、乗用車(2、3、5ナンバー)や一般的な貨物自動車(1、4ナンバー)でもパワーテイクオフを装備できる。
- ^ 「レミコン」は太平洋セメントの登録商標(登録番号第602090号)。
- ^ 高速道路などの橋梁やトンネル、砂防堰堤やダム建設、治山事業の法面補強、消波ブロックの設置現場など。
- ^ 日本で初めてミキサ車を開発したのは、スカイラインの父・桜井眞一郎である!って本当? - ベストカーWEB・2021年11月8日
- ^ 田中恭太 (2016年12月28日). “糸魚川大火、ミキサ車が運んだ消化用水 とっさの機転”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社. 2017年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月16日閲覧。
- 1 トラックミキサとは
- 2 トラックミキサの概要
- 3 製造業者
コンクリート・ミキサー
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「刺青の男 (小説)」の記事における「コンクリート・ミキサー」の解説
火星では今まさに地球侵略のために火星軍が出動しようとしているところだった。エティルは兵役を拒否していたが、兵役係に連れて行かれてしまった。エティルは地球の小説を読んでいた。小説の中では必ず偉大な英雄が出てきて、侵入軍の裏をかき、火星人をほろぼすのだった。エティルは、勝利を確信している地球人に火星軍がかなうはずがないと主張し、地球で死ぬくらいならここで死んだほうがマシだと言ったが、火あぶりにするぞと脅されたので仕方なく軍に加わった。地球まで1万マイルというところで、地球から通信がはいった。「地球では既に戦争を放棄し、原水爆を破壊している。われわれは無防備状態で火星人を歓迎する」。火星人たちは、罠に違いないと警戒したが、地球に到着すると本当に大歓迎を受けた。エティルは地球の本当の恐ろしさに気づいた。地球の女たちは三文小説や映画雑誌を積み上げ、月並みな感傷とロマンスで、われわれの感受性を台無しにする。男たちはただの夫、ただの働き蜂に還元されてしまう。地球を守る英雄など居るはずがなかった。彼らの目は映画の見すぎでどろんとすわっていて動きが無い。発達しているのは絶え間なくチューインガムを噛む顎の筋肉だけである。アメリカ大陸では毎年4万5千人が交通事故で死ぬ。そのくせ、人間たちは車を崇めている。エティルは地球人が火星人を歓迎したのは、市場を開拓するためであるということを知った。いずれ火星は地球の俗悪な文化に侵されてしまうだろう。エティルは火星に帰ったら妻を連れて青い山脈に疎開しようと考えた。いずれそこにもカメラをぶらさげた観光客がやってくるだろう。戦争はよくないが、平和は生き地獄だ。振り向くと、車が迫ってきた。轢かれる瞬間に、エティルは思った。この音はコンクリート・ミキサーそっくりだ…。
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「コンクリートミキサー」の例文・使い方・用例・文例
- コンクリートミキサー
- コンクリートミキサー.
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