サッカー観
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 13:48 UTC 版)
「ミゲル・アンヘル・ロティーナ」の記事における「サッカー観」の解説
2020年10月のサッカーに関する取材では以下のように答えた。 Q1「良いサッカーとは何か?」 A1「特定のサッカーではなく、つまりショートパスを多用したパスサッカーでも、ロングボールを使ったカウンターサッカーでもなく、シチュエーションに応じてどんなサッカーもできるサッカーのことだと思う。」。 Q2「J1リーグで川崎フロンターレが記録的な強さを見せている要因は何か?」 A2「川崎はチームとして完成されている。最終ラインには安定感あるDFがいて、中盤には質の高い選手がそろっている。その上で、簡単にゴールを奪えるFWを前線に擁している。今の川崎が決定的に他のチームと違う点は、前線の決定力だ。決定力ある選手が1人、2人いるのではなく、数多くいる。ベンチスタートであっても途中出場で簡単にゴールを決めてしまうFWがいる。なぜ今季の川崎にあれだけ多くのPKが与えられているのかと言うと、それだけ相手チームにペナルティーエリア内で難易度の高い守備を強いているからだ。」。 Q3「Jリーグで1対1で積極的に仕掛けるサイドアタッカーが台頭している事についてどう思うか?」 A3「ここ数年の日本サッカーから良いサイドアタッカーが出てきているそれはなぜか?現代サッカーにおいてはどれだけパスを回しても、高いボール支配率で相手を支配しても、1対1で相手の守備システムを打開しなければ得点のチャンスが生まれないからだ。その代表例がジョゼップ・グアルディオラ(マンチェスター・シティ)で、彼は常に攻撃において1対1を有効活用してきた監督だ。守備システムがこれだけ向上した現代サッカーにおいてはスペースも時間もなく、攻撃では素早くサイドにボールを循環して、そこでの1対1で活路を見いだす必要がある。1対1に秀でたサイドアタッカーの重要性は年々高まっている。スペインではパスミス同様、ドリブルでのミスも当たり前に起こるものとして捉えられている。一方で、日本ではサッカーの文化的にもドリブルのミスは大きく嫌われる印象を受けた。日本ではドリブルでのミスはよりエゴイスティックで、マイナスのイメージがあるように思う。」。
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