サルゴン2世とは? わかりやすく解説

サルゴン2世

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/04 04:09 UTC 版)

サルゴン2世アッカド語: Šarru-kīn、英語: Sargon II、在位:前722年-前705年)は、古代メソポタミア地方の新アッシリア帝国の王である。前王シャルマネセル5世の直系ではなく、王位簒奪者の可能性が高い。旧約聖書に登場する北イスラエル王国を滅ぼしたことで有名。ウラルトゥ遠征やバビロニア遠征など、積極的に活動した。新首都「ドゥル・シャルキン」を建設したが、完成前にアナトリアで戦死した。サルゴンのアッカド語での「Šarru-kīn」であり、恐らく「真の王[1] 」または「正統なる王[2]」を意味する。




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サルゴン2世(紀元前721年~紀元前705年)

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新アッシリア帝国」の記事における「サルゴン2世(紀元前721年紀元前705年)」の解説

詳細は「サルゴン2世」を参照 紀元前722年サマリア包囲している最中シャルマネセル5世が突然亡くなり詳細不明)、タルタヌ(アッシリア軍の総司令官ユダヤ資料ではタルタンとして記されている)であったサルゴン2世が王になった。王になるとサルゴン速やかにサマリア占領し、27000人の人々捕囚として連れ去った。ここで事実上北イスラエル王国終焉する。 翌年紀元前721年)、サルゴン2世はエラムの王フンバン・ニカシュ1世とその同盟者であるバビロンの王マルドゥク・アプラ・イディナ2世聖書ではメロダク・バルアダンとしている)に対して戦争行った。マルドゥク・アプラ・イディナ2世アッシリア支配逃れて独立していたが、この時の戦いではサルゴン2世は彼を取り除くことができなかった。サルゴン反乱抑えることはできたが、バビロン取り戻すことはできなかったのであるバビロン攻略失敗すると、彼は関心ウラルトゥアラム向けた紀元前717年カルケミシュ占領しメディアペルシアマンナエ再征服すると、イラン高原へと侵入してビクニ山まで到達しいくつかの砦を建設したウラルトゥ壊滅的敗北させて首都略奪すると、ウラルトゥの王ルサ恥を忍んで自決した次いでサルゴンシリア北部の新ヒッタイト属州や、キリキアコンマゲネ征服した紀元前721年攻撃以降アッシリアバビロニア講話することなく敵対し続けていたが、紀元前710年サルゴン11年ぶりにバビロニア攻め、マルドゥク・アプラ・イディナを打ち負かし、彼は保護求めてエラムへと逃れた。この勝利結果キプロス島ギリシア人支配者たちはアッシリア忠誠を誓うようになり、フリュギアミダス王アッシリア国力恐れて同盟求めたまた、サルゴン新たな首都ドゥル・シャルキンサルゴンの街)をニネヴェ近く建設し様々な国から集まったあらゆる貢ぎ物をここへ蓄積した

※この「サルゴン2世(紀元前721年~紀元前705年)」の解説は、「新アッシリア帝国」の解説の一部です。
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