ザクI
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ザクI (ザク・ワン、ZAKU I)は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式の人型機動兵器「モビルスーツ (MS)」のひとつ。初出は、1979年に放送されたテレビアニメ『機動戦士ガンダム』。旧型ザク、または旧ザクとも呼ばれる(名称については後述)。
注釈
- ^ ジオン公国軍はアナハイム・エレクトロニクスの協力によってMS開発を開始したとする資料もある[6]。
- ^ OVA『機動戦士ガンダム MS IGLOO -1年戦争秘録-』第3話の劇中では、この決定にはジオニック社の政治的な働きもあったとの主張が台詞として語られている。
- ^ 一年戦争開戦時に配備されているザクIの数を820機としている資料もある[17]。
- ^ のちのザク・マシンガン(ザクII用)では、ドラム・マガジンが上部に水平に配置されている。
- ^ OVA『機動戦士ガンダム MS IGLOO2 重力戦線』第1話では、ザクII J型が「Sマイン」という名称の同様の兵器を使用している。
- ^ ザクIIのシールドにハンドルとスパイクを増設し、手持ち装備にしたとする資料もある[24]。
- ^ 特殊部隊の戦果であるため、公式記録としてカウントされていない。
- ^ スペック表ではプロトタイプザクと同じZAS-X7となっているが、作中の反応炉にはZAS-MI8と記されている(ザクIに搭載されたのがZAS-MI8B)。
- ^ 「教導機動大隊の特別演習」は『マスターグレード MS-05B ザクI 黒い三連星仕様』の取扱説明書が初出。
- ^ 『MSV』での設定。
- ^ 本作の冒頭に「EPISODE・1 U.C.0015~U.C.0080」とある。
- ^ サブ・アームの位置は漫画版ではバックパックの下面、OVA版では上面(ザクIIのものと同型)になっている。
出典
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- ^ OVA『機動戦士ガンダム サンダーボルト』第2話。
- ^ OVA『機動戦士ガンダム サンダーボルト』第4話。
- ^ 『HG1/144 ザクI“旧ザク”(ガンダム サンダーボルト版)』説明書では、従来の設定通り試作量産機をA型、実戦に投入された機体をB型としている。
ザクI(試作型)
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漫画『機動戦士ガンダム MS IGLOO 603』に登場(型式番号:YMS-05)。「試作型」は便宜上の名称で、本作およびOVA『機動戦士ガンダム MS IGLOO -1年戦争秘録-』(台詞のみ登場)でも単に「ザクI」と呼ばれる。 ヅダとMS制式採用試験を競った機体で、2機が参加している。後述のA, B型と外観上の差はなく、左肩のアーマーに「YMS-05
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ザクI(初期生産型)
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『モビルスーツバリエーション(MSV)』で設定された。前期生産型とも呼ばれる(型式番号:MS-05A)。 27機が生産され、これらにより教導機動大隊が編成されている。パイロットの養成や戦闘技術の研究がおこなわれ、MSによる基本的な戦法を確立している。同隊はキシリア・ザビ大佐(当時)によって指揮され、シャア・アズナブルも在籍している。ただし同大隊の設立時期はB型のロールアウト後であるとも言われる。
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ザクI(後期生産型)
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A型とともに『MSV』で設定された。実戦型とも呼ばれ、一般的に「ザクI」と呼ばれる機体はこのタイプである(型式番号:MS-05B)。 A型の実働データをもとに各部を改修したタイプ。コックピットや装甲材質などが改善されている。外観に変更はないが、胸部装甲が完全な曲面のものに変更されているとも言われる。ザクIIの量産開始までに793機が生産されている。 A型で構成されたと言われる教導機動大隊において、後に「黒い三連星」と呼ばれる第2中隊D小隊の機体はB型であるとされる。カラーリングはダーク・シー・ブルーとされるが、ライト・グレーと黒の塗り分けとする資料もある。 設定の変遷 A型およびB型のロールアウト、および教導機動大隊の編成時期については、設定が錯綜している。書籍『ガンダムセンチュリー』(1981年発行)では「試作型」が宇宙世紀0075年8月に完成、0076年5月に「初期生産型」27機からなる史上初のMS実戦部隊が編成されたとある。ただし同書では一年戦争開戦が0079年11月1日とされるなど、現在の宇宙世紀年表と時系列が異なる。 『MSV』(1983~1984年)で初めてA, B型が設定されるも、ロールアウト時期は記載されていない。しかし教導機動大隊の編成を0076年5月としており、『ガンダムセンチュリー』の設定を継承しつつ発展させている。なおMSV設定では一年戦争終戦が0080年1月26日とされるなど、まだ現在の時系列と異なる。 EBシリーズ(1989年~)で現在も使用される宇宙世紀年表が設定され、「試作型」のロールアウトが0074年2月、「実戦型」は0075年5月と改めて設定された。また教導機動大隊の設立はB型以降の0075年11月とされ、MSV設定と異なる。 プラモデル『マスターグレード』の解説書では、A型のロールアウトはEB設定と同様0074年2月であるが、B型は翌年ではなく同年5月とされ、さらに教導機動大隊の設立はMSV設定と同じ0076年5月とされた。これらの設定は『HGUC』の解説書にも引き継がれている。 書籍『GUNDAM OFFICIALS』(2001年)では、A型のロールアウトはこれまで同様0074年2月であるが、翌年7月に量産が決定、8月に実戦用1号機ロールアウトとされた。量産決定時期は「定説になっている」とされるものの出典は不明である。また教導機動大隊の設立は0075年11月とEB設定を採用している。 ザクIの彩色画稿は2種類が存在する。ひとつは設定画に彩色を施したもの(胸が青)、もうひとつは設定画とややプロポーションが異なり、105mmマシンガンを携行しているもの(胸が黒)である。『MSバリエーション・ハンドブック1』(1983年)や『モビルスーツバリエーション2 ジオン軍MS・MA編』(1984年)では胸が黒い画稿をA型としており、B型の画稿は他の『MSV』関連資料でも掲載されていない(ただしB型の外観はA型と変わらないとの文字設定がある)。『Ζガンダムを10倍楽しむ本』(1985年)では胸が青い画稿をA型、黒い画稿をB型としており、これは『MSV コレクションファイル』(1999~2000年)でも踏襲された。『GUNDAM OFFICIALS』(2001年)では胸が黒い画稿をA型、設定画をB型とした。 パーソナルカスタム機 トップ機 OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場。トップ小隊隊長のトップが搭乗する現地改修機。スパイクを除去したザクII用のショルダーアーマーを左肩に装備し、各所にも地上戦闘に適した改良が施されている。基本的な武器や仕様はほかの隊長機と変わらないが、Sマインランチャーを装備しているなどより対歩兵を意識した兵装が目立つ。シロー・アマダの発射したロケットランチャーでコクピットを破壊され、機能を停止する。 ランバ・ラル専用機 書籍『機動戦士ガンダム 戦略戦術大図鑑』が初出で、ランバ・ラルが開戦当初に乗っていたとされる。文字設定のみであるが、塗装は青とされる。その後『機動戦士ガンダム ギレンの野望』のゲーム中のムービーおよびユニットとして登場したが、それぞれ塗り分けや仕様が異なっている。ユニットの塗装は青を基調とするが、仕様は量産機と変わらない。ムービーでは両肩にアーマーを装備し、胸部のデザインは『08小隊』版を踏襲、塗装は青を基調とするが胴体はグレー寄りに塗られている。マスターグレードではムービー版でプラモデル化された。また、アクションフィギュア『ZEONOGRAPHY』でもムービー版の仕様で立体化されたが、塗装はほぼグフを踏襲している。 宇宙世紀0078年12月に生産されたバージョンをもとに、局地戦用MSの開発に並行して開発された陸戦用デバイスなどが試験的に装備されている。さらに、受領に当たってはパイロットとなるラル少尉(当時)の意見を取り入れ、おもに前線での使用を考慮した防塵やメンテナンス機能が強化されている。これにより多少の戦闘能力低下が見られるが、総合的な戦力は向上している。 一週間戦争終盤の0079年1月8日、サイド1の工業コロニーに立てこもる連邦駐留軍に対し、ゲリラ戦によって施設を無傷で制圧する。これによりラルの評価はますます高まり、ドズル・ザビは戦場視察の名目で同コロニーで戦勝パレードを開催し、ラルの戦功をたたえたといわれる。その後ルウム戦役を経て地球侵攻作戦に参加、ラルがグフに乗り換えるまでに良好な戦績を挙げている。当初はザクI用のマシンガンを携行するが、のちにザクII用のものに持ち替え愛用している。ドズル・ザビ専用ザクIIと同型の大型ヒート・ホーク (Type L2) も使用しているが、これはドズルが参考にしたという噂もある。また、地球侵攻作戦終了後の戦勝パレードではパーソナル・エンブレムが左肩アーマーに描かれているが、戦闘の際にはふたたび青く塗り直されている。 漫画『機動戦士ガンダム MSV-R 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ』では、ラルはレビル将軍の脱走を許したことを不問とされる替わりにシン・マツナガとともに一時的に突撃機動軍に転属となり、2月に月のグラナダ基地に配属されるが、ここでも本機に搭乗している。 黒い三連星専用機 ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望』が初出。黒い三連星がのちに搭乗する高機動型ザクIIと同様のブラック、パープル、グレーの3色に塗装されている。ゲーム中では、地球侵攻作戦でこの機体に搭乗したとされている。プラモデル『マスターグレード MS-05B ザクI 黒い三連星仕様』の取扱説明書では、のちの黒い三連星が開戦以前より愛機としていた機体を、開戦後の0079年3月の教導機動大隊の特別演習でレストアして再塗装した機体とされる。演習の最中に連邦軍の偵察部隊と遭遇し、これを撃破する。 黒い三連星の機体は短い期間にダークグレー、ダークシーブルーなどの数回のカラーリング変更が確認でき、彼らはMS-05BのあとにMS-06C、MS-06S、MS-06R-1Aと機体を乗り換えるが、ブラック、パープル、グレーの3色になったのはMS-06Sからである。 エリク・ブランケ専用機 ゲーム『機動戦士ガンダム戦記』に登場。「インビジブル・ナイツ」隊長エリク・ブランケ少佐が搭乗する機体。紫のカラーリングで、左肩にザクIIのスパイクアーマーがついており、グフのヒートサーベルを装備している。イフリート・ナハトの奪還作戦で、エリクがイフリート・ナハトの奪取成功に伴い、機体は放棄される。 ゲーム『SDガンダム GGENERATION GENESIS』のシナリオ「機動戦士ガンダム戦記 BATTLEFIELD RECORD U.C. 0081」では、イフリート・ナハトの奪取成功後、ヒルデ・ニーチェに譲られる。 グリーンバーガー専用機 漫画『虹霓のシン・マツナガ』に登場。一年戦争緒戦でシン・マツナガとマイヤーの上官となるグリーンバーガー中尉が搭乗する機体。頭部にブレード・アンテナを装備しており、モノクロでしか確認できないが一般塗装とは塗り分けが異なる。ルウム戦役でジャバウォック隊のセイバーフィッシュに背中から攻撃を受け、満身創痍の状態でサラミス級に特攻するも撃墜される。
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ザクI(Q型)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 09:09 UTC 版)
メカニックデザイン企画『MSV-R』に登場。名称は単に「ザクI」と呼ばれる。 旧式となったザクIをレトロフィットした機体。MS-05Bをベースに熱核反応炉を換装し、頭部に動力パイプの追加、肩のアーマーは両肩に装備されている。宇宙世紀0078年に製造、制式採用され第1期改修計画では162機、一年戦争末期に再開され30機足らずのMS-05Bが改修されている。性能向上と規格の共通化によりザクIIとほぼ同様の武装が使用可能となり、最前線の部隊に優先的に配備されている。 パーソナルカスタム機 ノリス・パッカード専用機 『MSV-R』に登場。拳にスパイクを装着した機体はノリス・パッカード少佐(当時)の専用機と言われ、銃身上部に小型の盾を追加したザク・マシンガンを携行している。MS-05Bから本機に乗り継ぎ輸送艦攻撃作戦に十数回参加、地球に降りるまでザクIIに乗ることはほとんどなかったという。カラーリングは紫、赤、ダーク・グレーの塗り分け。 漫画『MSV-R 虹霓のシン・マツナガ』では一年戦争末期にノリス機と同仕様の機体が1コマのみ登場する。時期的にノリスが戦死した後であり、パイロットは不明。
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ザクI(S型)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 09:09 UTC 版)
書籍『機動戦士ガンダム 戦略戦術大図鑑』で、ギャビー・ハザードが最初に搭乗する機体は「(MS-)05S」とされる。またゲーム『ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079』に登場するゲラート・シュマイザー専用機もMS-05Sとされる。B型からの変更点など詳細は不明である。また、OVA版『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』にも別のMS-05Sが登場する(後述)。 パーソナルカスタム機 ゲラート・シュマイザー専用機 『ジオニックフロント』に登場。闇夜のフェンリル隊隊長のゲラート・シュマイザー少佐が搭乗する機体。独自のセンサーを導入したMS戦術とともに、視神経に戦傷の後遺症を抱えたシュマイザー用に音響センサーを増設したカスタム機。塗装はザクIIと同様の塗り分けだが、緑色は一段薄い。頭部にブレード・アンテナ、両肩にショルダー・アーマーを装着する。スモークなどによって敵を欺き、ガンダム6号機を撃破する。グフのヒート・サーベルとシールドを装備し、火器はドム・トローペンのラケーテン・バズなどを携行する。小説版では肩にバズーカ砲を固定装備として搭載している。
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ザクI(作業装備)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 09:09 UTC 版)
玩具『機動戦士ガンダム ロウバストシルエットコレクション』に登場。
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ザクI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 03:00 UTC 版)
「機動戦士ガンダムALIVE」の記事における「ザクI」の解説
「エピソード0」のみに登場。既に破壊された状態での登場だった。
※この「ザクI」の解説は、「機動戦士ガンダムALIVE」の解説の一部です。
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ザクI
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 09:02 UTC 版)
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の記事における「ザクI」の解説
「スミス海の戦い」ではシャア・アズナブル、黒い三連星が搭乗した。MS-05としてルウム戦役に投入される。原典アニメ版では「旧ザク」の通称で知られる。『ORIGIN』の漫画劇中ではガデムが使用した。
※この「ザクI」の解説は、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の解説の一部です。
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固有名詞の分類
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