スィーヴァンドダム建設計画と遺跡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/10 06:36 UTC 版)
「パサルガダエ」の記事における「スィーヴァンドダム建設計画と遺跡」の解説
スィーヴァンドという町に、ちなんで名前を付けられたスィーヴァンドダムの問題が、重大な関心事となっている。建設計画が持ち上がって10年以上が経過しているにもかかわらず、イラン文化遺産機構(en:Cultural Heritage Organization of Iran)は、広大な地域での洪水の可能性に関してまったく気にしていない。 パサルガダエ考古遺跡とペルセポリスの間に広がるこの地域は、多くの考古遺跡が存在し、考古学者は、洪水がこれらのUNESCOの世界遺産を破壊する可能性を危惧しているが、ダム建設に従事している科学者は、2つの考古遺跡は、ダムの水位よりも高いところにおかれるように計画してあると主張している。 考古学者が広く共有している関心は、ダム湖によって引き起こされる湿度の増加がもたらす影響である。エネルギー省の大臣は、ダムの水位をコントロールすることで、その問題の解決が可能であると考えている。しかしながら、多くの考古学者は、湿度が慢性的にパサルガダエ考古遺跡の破壊に大きな影響を与えるだろうということで、意見は一致している。 2007年4月19日にダムの建設が開始された。
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