鈴鹿の紅【スズカノベニ】(草花類)
登録番号 | 第6274号 | |
登録年月日 | 1998年 3月 18日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 鈴鹿の紅 よみ:スズカノベニ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 岩田義朗、岩田悟 | |
品種登録者の住所 | 愛知県稲沢市北麻績町郷内38番地、愛知県稲沢市北麻績町郷内38番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 岩田義朗 岩田悟 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「栄華」に赤色系統の複数の品種を交配して育成されたものであり,花は濃紫ピンク色の中輪で,一輪仕立ての切り花向き品種である。 草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈はやや高である。茎の太さは6.0~7.9㎜,色は緑,強さは強,縦じわは高,稲妻型屈曲は無,節間長は10~19㎜である。葉身長及び葉幅は50~74㎜,基部の形は平,先端部分の形は尖,一次欠刻は0.30~0.69,二次欠刻の程度は中,欠刻底部の形は丸,葉裂片縁部の重なりは重なる,表面の色は濃緑,裏面の色は緑,光沢度は高,厚さは中,たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,形は2深裂する,大きさは中である。つぼみの形は丸,花の大きさは90~109㎜,舌状花の重ねは5列以上で露芯しない,舌状花数は200~399である。管状花数は50~99,分布は集中,全長は5.0㎜未満である。花弁の形は舟底弁,先端の形は丸い,外花弁及び内花弁の反り方は内曲,花弁の長さは50~69㎜,幅は10.0~14.9㎜,外花弁の表面の色は濃紫ピンク(JHS カラーチャート9213),裏面の色は穏紫ピンク(同9212),外花弁の角度は上向き,花の中心部の色は外弁と同色である。花たくの形は平らなドーム状,総ほうの大きさ,総ほう部から花頂部までの高さ及び花首の長さは30~39㎜,季咲きの開花期は秋で,育成地(愛知県稲沢市)における自然開花期は9月中旬である。 「東海クイン」と比較して,茎の色が緑であること,葉裂片縁部が重なること,外花弁の表面の色が濃紫ピンクであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成2年に出願者のほ場(愛知県稲沢市)において,「栄華」に赤色系統の複数の品種を交配して得られた実生の中から選抜,以後,特性の調査を継続し,5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「伊吹の紅」であった。 |
- 鈴鹿の紅のページへのリンク