トミー (映画)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/20 21:26 UTC 版)
『トミー』(Tommy)は、1975年のイギリスのミュージカル映画。イングランドのロック・バンドのザ・フーが1969年5月に発表したロック・オペラのアルバム『トミー』を映像化した作品である。監督はケン・ラッセル、原案、音楽監督はザ・フーのピート・タウンゼント。主人公のトミーをザ・フーのロジャー・ダルトリーが演じた。
注釈
- ^ 歌詞の順序に倣えば「シー・ミー・フィール・ミー/リスニング・トゥ・ユー」となるはずだが、なぜかこのように記載されている。
- ^ エンドクレジットは、オリヴァー・リードとアン=マーグレットに始まり、次に”Roger Daltrey as Tommy”、次に”and Featuring Elton John as The Pinball Wizard"と続く。そして"Guest Artistes"としてエリック・クラプトンからティナ・ターナーまでが続く。
- ^ Himselfと記されている。伝道師、ピンボールの魔術師、トミーのバック・バンドのメンバーの役である。
- ^ アーニー役の他、タウンゼントやエントウィッスルと共に伝道師、ピンボールの魔術師、トミーのバック・バンドのメンバーの役を務めた。
- ^ Himselfと記されている。伝道師、ピンボールの魔術師、トミーのバック・バンドのメンバーの役である。また、演技者としてではなくナレーターとして「キャプテン・ウォーカー」「すてきな旅行」などのリード・ボーカルを担当した。
- ^ アルバム・ジャケットにはAvatar: Meher Babaと記されていた。タウンゼントは、イングランドでバーバーの教えを広める活動を行なうユニヴァーサル・スピリチュアル・リーグが制作したアルバム数作に参加するほど、バーバーの熱心な信奉者であった。
- ^ ザ・フーのタウンゼント、エントウィッスル、ムーンもピンボールの魔術師のバック・バンドとして登場して、彼等の1960年代のコンサートのようにギターを床やスピーカーに叩きつけたりドラム・セットを蹴散らしたりしている。
- ^ この経験からか、『トミー』と並ぶザ・フーのコンセプト・アルバムの傑作『四重人格』(1973年)を映画化した『さらば青春の光』(1979年)では、ザ・フー自らが製作の総指揮を担当した。
- ^ タウンゼントがシンセサイザーを使用するようになったのは、1970年代になってからだった。またシンセサイザーに加えて、エントウィッスルによる金管楽器の多重録音も導入されている。
- ^ 看護婦の歌声はMargo NewmanとVicki Brown、少年トミーの歌声はAlison Dowlingが担当した。
- ^ 原題は"Tommy as performed by the London Symphony Orchestra and English Chamber Choir with Guest Soloists"で、アメリカで1972年11月、イギリスで12月に発表された。ムーンを除いたザ・フーのメンバー、リンゴ・スター、ロッド・スチュワート、スティーヴ・ウィンウッドらが独唱者として客演。ルー・ライズナーがプロデューサーを務め、デヴィッド・ミ―シャムがロンドン交響楽団を指揮した。同年12月9日にロンドンのレインボウ・シアターでコンサートが開かれ、レコーディングには参加しなかったムーンもリンゴ・スターの代役で出演した。1973年12月に同じくレインボウ・シアターで開かれた二度目のチャリティー・コンサートでは、ラッセルは出演を辞退したタウンゼントと共に客席からコンサートを鑑賞したという。
- ^ "Musical Director: Pete Townshend"の下に小さく、"Original (record) album produced by Kit Lambert"と記されただけだった。本映画には、彼が書いた「TOMMY 1914-1984」は採用されていない。
- ^ セラーズは、1972年12月9日にロンドンのレインボウ・シアターで開かれたロンドン交響楽団とイギリス室内合唱団による『トミー』のコンサートに、名医役で客演して独唱した経験があった。
- ^ 幸い大事には至らず、彼女は数時間後に戻ってきて「ピート・タウンゼントのギターで頭をかち割られて光栄だわ」と言い、タウンゼントからギターを貰ったという。
- ^ ラッセルによると、この場面もダルトリー本人が演じた[2]。
出典
- ^ “Tommy” (英語). Box Office Mojo. 2022年10月13日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o DVD『トミー・コレクターズ・エディション』(2004年)収録のケン・ラッセルによるオーディオコメンタリーより
- ^ a b 『レコード・コレクターズ増刊 ザ・フー アルティミット・ガイド』レコード・コレクターズ、2004年、87頁。
- ^ Neill & Kent (2007), pp. 346–347.
- ^ a b c d e f DVD『トミー・コレクターズ・エディション』(2004年)付属ブックレットのマット・ケントによるライナー・ノーツより
- ^ Neill & Kent (2007), pp. 367–368.
- ^ pinball+wizard | full Official Chart History | Official Charts Company
- ^ a b c d e f DVD『トミー・コレクターズ・エディション』(2004年)収録のロジャー・ダルトリーへのインタビューより。
- ^ a b c d e f g DVD『トミー・コレクターズ・エディション』(2004年)付属ブックレットのトリビア集より。
- ^ Townshend (2012), pp. 241, 257–8.
- ^ Neill & Kent (2007), pp. 310, 313–314, 340.
- ^ Townshend (2012), p. 260.
- ^ アンディ・ニール、マット・ケント 著、佐藤幸恵、白井裕美子 訳『エニウェイ・エニハウ・エニウェア』シンコー・ミュージック、2008年、254頁。ISBN 978-4-401-63255-8。
- ^ アンディ・ニール、マット・ケント 著、佐藤幸恵、白井裕美子 訳『エニウェイ・エニハウ・エニウェア』シンコー・ミュージック、2008年、285頁。ISBN 978-4-401-63255-8。
- ^ a b c d e f DVD『トミー・コレクターズ・エディション』(2004年)収録のピート・タウンゼントへのインタビューより。
- ^ Townshend (2012), p. 264.
- ^ DVD『トミー・コレクターズ・エディション』(2004年)収録のケン・ラッセルへのインタビューより。
- ^ Neill & Kent (2007), pp. 313–314.
- ^ a b c “Tommy(1975) - Trivia - IMDb:”. 2015年9月14日閲覧。
- ^ アンディ・ニール、マット・ケント 著、佐藤幸恵、白井裕美子 訳『エニウェイ・エニハウ・エニウェア』シンコー・ミュージック、2008年、275頁。ISBN 978-4-401-63255-8。
- ^ アンディ・ニール、マット・ケント 著、佐藤幸恵、白井裕美子 訳『エニウェイ・エニハウ・エニウェア』シンコー・ミュージック、2008年、276-277頁。ISBN 978-4-401-63255-8。
- ^ Daltrey (2018), pp. 163–177.
- ^ アンディ・ニール、マット・ケント 著、佐藤幸恵、白井裕美子 訳『エニウェイ・エニハウ・エニウェア』シンコー・ミュージック、2008年、271頁。ISBN 978-4-401-63255-8。
- ^ Daltrey (2018), pp. 171–173.
- ^ アンディ・ニール、マット・ケント 著、佐藤幸恵、白井裕美子 訳『エニウェイ・エニハウ・エニウェア』シンコー・ミュージック、2008年、281頁。ISBN 978-4-401-63255-8。
- ^ アンディ・ニール、マット・ケント 著、佐藤幸恵、白井裕美子 訳『エニウェイ・エニハウ・エニウェア』シンコー・ミュージック、2008年、284頁。ISBN 978-4-401-63255-8。
- ^ “Festival de Cannes: Tommy”. festival-cannes.com. 2009年5月4日閲覧。
- ^ "Tommy". Rotten Tomatoes (英語). 2022年10月13日閲覧。
- ^ "Tommy" (英語). Metacritic. 2022年10月13日閲覧。
- ^ a b 『レコード・コレクターズ増刊 ザ・フー アルティミット・ガイド』レコード・コレクターズ、2004年、68頁。
- ^ “The Who - Tommy The Movie” (英語). Discogs. 2015年9月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月14日閲覧。
- 1 トミー (映画)とは
- 2 トミー (映画)の概要
- 3 スタッフ
- 4 製作
- 5 評価
- 6 脚注
「トミー (映画)」の例文・使い方・用例・文例
- 「トミー,聞こえるかい」「うん,聞こえるよ」
- 皿洗いはトミーの番だ
- 私はオートミールを作るの手こずっています。
- 朝食には卵がいいが、姉はオートミールがいいという。
- トミーは職を失う危険を冒したくなかった。
- トミーは最後の問題に答えられなかった。
- トミーっていい人ですね。
- トミー、聞こえるかい?
- オートミールの朝食.
- オートミールが焦げている.
- もしジャストミートしていなかったら, あれほど遠くまで飛びはしなかったろう.
- 「その新しいドレスを着たら彼女は美しく見えるだろう」とトミーは夢見るように言った
- 薄くまずいオートミールの粥
- スペイン版の濃いオートミール
- オートミールのアイルランドのバージョン
- 特にオートミールの口あたりがよいカスタードまたはプリン
- オートミールを焼いた、薄くて平らなパン種の入っていないケーキ
- タピオカ、小麦粉、またはオートミールを牛乳または水で素早く調理した、甘いかゆ
- 薄いポリッジ(通常オートミールかひき割りトウモロコシ)
- 薄い粥またはスープ(通常、オートミールと肉で味付けされた水)
- トミー (映画)のページへのリンク