ニューカリッサ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/13 23:14 UTC 版)
「クーズベイ (オレゴン州)」の記事における「ニューカリッサ」の解説
1999年2月4日、日本国籍船ニューカリッサがクーズ湾入口から北2.7マイル (4.3 km) の海浜で座礁し、この町に国際的な関心を寄せることになった。ニューカリッサはこのとき空船であり、クーズベイ港によって木質チップを積む予定だった。その船長は港に入るには天候が悪すぎると伝えられ、港の近くに碇を降ろした。乗組員は碇を1つ降ろしただけであり、その鎖が短くて有効ではなかったと考えられる。アメリカ沿岸警備隊の調査では船舶運航会社の状況対応について幾つかお粗末な面があったことが分かり、ヒューマンエラーで座礁に繋がったという結論になった。70,000ガロン (265 m3) の燃料油が漏れ出し、さらに海難救助船によって165,000ガロンから255,000ガロン (625 - 965 m3) の燃料油に火を付け燃やされた。この船の船尾部分が現在も海浜に残されたままである。船首部分は海洋に曳航され、火災によって損傷を受けた船殻を2つに分けた後で沈められた。2008年6月時点でニューカリッサの残骸は細かく切断され、海浜から取り除かれた。この除去に関して大衆が全て支持したわけではなかった。クーズベイやノースベンドの市民の中にはそれを観光目的に残した方が良いと考える者もいた。
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