バリア‐フリー【barrier-free】
バリアフリー(ばりあふりー)
高齢者や身体障害者が不便を感じないで生活できるようにすることである。例えばドアの段差は車椅子の人にとって通行の妨げになるので、あらかじめ設計段階でスロープをつけるなど工夫する。
バリア・フリーは直訳で「妨げになるものをなくす」という意味である。とりわけ、これからの日本は高齢化社会を迎えるわけであるから、バリアフリーの意義は大きくなっていく。
社会インフラの面では、2000年の通常国会で、交通バリア・フリー法が成立した。
同法では、駅などの公共交通機関を新設する際、エレベーターなどの設置を義務付け、階段を上り下りしなくてもよいようにする。また既設の駅でも、1日に5000人以上の高齢者、身障者の利用があるものについては、順次バリアフリー化していく。
その他、新規運行のバスについて、昇降口を低くして乗り降りを楽にする、などが盛り込まれている。
バリアフリーが進んだ街は、高齢者・身障者だけでなく妊婦や幼児を連れている人などにとっても歩きやすいなど、広く一般にメリットがある。
(2000.07.07更新)
バリアフリー Barrier free
バリアフリー(デザイン)
バリアフリー〈barrier free〉
バリアフリー
バリアフリー barrier-free
全体 ★★★☆ 60歳以上 ★★★☆
高齢化に対応し,周辺道路を拡幅するなどして,駅からマンションまでを
- 概念の浸透とともに定着が進みつつある語であり,「バリアフリー」をそのまま使って問題のない場合は多い。ただし,分かりにくいと感じる向きもあるので,相手や場面によっては,言い換えたり説明を付けたりする配慮が望まれる。
- 障害者や高齢者にとっての生活上の障壁をなくしていこうという考え方として,1990年代に急速に普及した。従来あった障壁を取り除く側面に着眼すれば,「障壁除去」という言い換え語を用いることもできる。
- 障害者や高齢者にとって障壁のない生活環境を実現する考え方が普及した後,初めから障壁を取り除きだれにとっても使いやすいように設計する考え方として,「ユニバーサルデザイン」(万人向け設計)や,「アクセシビリティー」(利用しやすさ)などが,2000年代になって広まり始めた。
- 「バリアフリー住宅」「バリアフリー社会」などと,「バリアフリー○○」の形で用いられることも多いが,この場合は,「障壁のない○○」のように,句の形で言い換えたり説明を付けたりすることも考えられる。
バリアフリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/25 07:06 UTC 版)
バリアフリー(英: Barrier-free)は、対象者である障害を含む高齢者等が、社会生活に参加する上で生活の支障となる物理的な障害や、精神的な障壁を取り除くための施策、若しくは具体的に障がいを取り除いた事物および状態を指す。
- 1 バリアフリーとは
- 2 バリアフリーの概要
バリアフリー
「バリアフリー」の例文・使い方・用例・文例
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