バルア帝国
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「エターナルアルカディア」の記事における「バルア帝国」の解説
最大の軍事国家・バルア及びその軍事艦隊「アルマダ」に所属するキャラクター。ヴァイスらの前に敵として立ちはだかる。強大な軍事力を持つ彼らは、パーティにとって最大の強敵となる。 テオドーラ 声 - 小宮和枝 バルア帝国の女帝。征服欲と独占欲が強い典型的な独善主義者。ヒステリックで、自らの意にそぐわない物があることを許さない。バルア帝国の名の下に世界を征服する野望を持つ。バルア国民の話によると、若い頃は絶世の美女であったらしいが、今ではその面影は無い。終盤、ガルシアンの放った滅びの雨によってバルア帝国と運命をともにした。 ガルシアン 声 - 有本欽隆 / 古澤徹(ドラマCD) 本作の黒幕。バルア帝国の軍事指揮権全てを担う護国卿。アクの強い性格が集まったアルマダ提督達を率いるほどの卓越した采配力は近隣諸国にまで轟き、バルア帝国にその人ありと言わしめるほどの稀代の将。表向きにはテオドーラに従っている素振りを見せるが、根底には大きな野望を抱いている。普段は肩から下を覆うマントをつけており、戦闘時は両刃の大剣を使う。 旗船の名は「サーペント」。船体の左右に蛇の様な模様がある。 戦闘能力のみならず人心を操る技術にも長け、鬼謀を以って鳴るベレーザを自分への想いを利用して罠に嵌め切り捨てるなど、非情にして冷徹な行動を取る。基本的に他人を全く信用していないが、右腕たるラミレスにだけは全幅の信頼をおいている。 終盤でついにその本性を露わにし、提督たちの前でバルアからの離反を宣言。滅びの雨でバルアを壊滅させた後、巨大戦艦「ヒュドラ」上で一行と対峙。力及ばず敗れるも脱出艇で退却。しかしその直後、これまでの罪を清算すべく旗艦「リンクス」で特攻してきたベレーザともども雲海に消えた。 ボスとしては終盤に登場するだけあって相当な能力を持ち、プラスステータス解除の「ネグローラ」や防御しつつ反撃体勢をとる「デヴォルヴェール」、超威力の単体攻撃「テルミナール」など、強力な技を連発してくる。序盤にも一度戦えるが、その時点では絶対に勝つことが出来ない。 物語開始以前はアルマダの提督の1人であり、モンテスマ侵攻に一役買っている。「力」こそ人が信じるに足る唯一のもの、という持論を持っており、当時から帝国への反乱を危惧していた。抗議して来たラミレスにもその持論を説き「人を信じればいつか裏切られる」「いつかその意味がわかったら私の下へ来い」と言い残して去った。 アルフォンソ 声 - 置鮎龍太郎 バルア帝国屈指の名門貴族の血統を持つアルマダ第一艦隊提督。特権階級意識に凝り固まった高慢な性格で、時に貴族でなければ人を人とも思わない態度をとる。家系だけで提督になったために実力は低いが、本人はそれに気づかず帝国一の実力者であるとさえ思っているナルシスト。経歴に傷をつけないためならば腹心の部下でさえ抹殺する。 旗船の名は「キグナス」。白鳥を模した色をしていて見掛けはよいが、戦力は未知数。終盤では護国卿に任命されるが、滅びの雨によって宮殿の崩壊に巻き込まれ、死亡した。 グレゴリオ 声 - 小山武宏 アルマダ第二艦隊提督、同時に皇太子・エンリックの教育係も兼任。先代皇帝の代からバルアに仕える老将で、帝国への忠誠心は誰よりも強い。しかし同時に平和を愛する穏健派でもあり、帝国の軍事政策への疑問と、君主への忠誠心との板挟みに深い悩みを抱く。鉄壁の防御力を誇り、守りの戦いをさせれば帝国随一との評判が高い。 旗船の名は「アウリーガ」。全体を分厚い装甲で固めた軍艦で必殺砲を持たず、直接相手に「体当たり」攻撃をすることを得意としている。 本人の武器は大槍と盾。終盤で帝国のやり方について行く事が出来なくなり、ついにガルシアンに反旗を翻す。だが、かすり傷一つ負わせることもできず敗死。遺体は本国へ送られ、丁重に埋葬された。 ビゴロ 声 - 菅原正志 身の丈2メートルの全身を筋肉で武装したアルマダ第三艦隊提督。徹底した攻撃主義で「攻撃は最大の防御なり」を信条に繰り出される攻撃の破壊力はアルマダ随一。また無類の女好きとしても知られ、「男の強さは抱いた女の数で決まる」という根拠なき家訓を胸に美女を追い続けている(当人曰く「その意味ではアルマダ最強」)。ガルガンチュア要塞からアイカに目を付けていたが、ダングラールでヴァイスに敗北。もう一つの家訓である「一番いい女を手に入れる資格があるのは一番強い男である」に従い、その場を去った。また自身の戦闘力もかなり高く、胸部を覆う鎧を纏い、戦艦並みの火力を誇るキャノン砲を武器に戦う。 旗船の名は「ドラコ」。先端に巨大な「ブローバック」式の大砲「ビゴロ砲」を装備している。 ヴァイス達とは砲撃戦を含めて3度戦い、その後は空賊に転身。「巨砲空賊ビゴロ」として名が売れており、初回特典では空賊となった彼と戦うことが出来る(スペシャルデータが必要であり、現在[いつ?]は不可能)。結果的にアルマダ提督の中では唯一生き残った。 ベレーザ 声 - 天野由梨 / 井上喜久子(ドラマCD) アルマダ第四艦隊の提督を務める、アルマダの紅一点。ビゴロとは正反対に頭脳戦を得意とし、情報と謀略を駆使して戦わずして勝利するのが彼女のスタイルである。幼い頃、父親をナスルとの戦争で喪った過去から戦争を嫌悪し「バルアが世界を統一すれば戦争はなくなる」ことを信じて帝国に仕える。ガルシアンへの想いを秘めている。初登場時は踊り子に扮し、「ベレナ」という偽名を使い、一行に接触してきた。 旗船の名は「リンクス」。強力な煌術を船から発射する「煌術砲」を備えている。 終盤では一時ヴァイスの本拠地である「三日月島」にいたが、決戦前夜に姿を消す。ガルシアンとの決着後、逃亡を図る彼の乗った脱出艇にリンクスで特攻をかけ、もろとも雲海に消えた。 デ・ロッコ 声 - 二又一成 アルマダ第五艦隊提督。バルアの特殊兵器開発も兼任で担当。性格が歪んでおり、表面上は上司に対し遜った態度をとりつつも内心では自分こそが天才で他人は全て無能だと思っている。自分が作り出す機械には絶対の自信を持ち、それを傷つけた者は地の果てまで追いかけて弄り殺しにする陰湿な一面もある。 旗船の名は「カミュレオン」。パーツを付け替えることで大砲の種類を自在に変えられるようになっている。必殺砲が三種あり、一つは火炎放射砲、二つ目はデルフィナス搭載型の試作である月煌砲、三つ目はデ式ラムキャノン。 モンテスマでカミュレオンに傷を付けたヴァイス達を執拗に追い続け、最後には大雲海で勝負を挑むも結局敗北。己の負けを認められないまま旗艦と共に爆散した。 ラミレス 声 - 緑川光 ガルシアンに仕える副官にして、新設されたアルマダ第六艦隊の提督。ガルシアンに対し盲信的とまで言えるほどの忠誠心を持ち、彼の覇道を遮る者は容赦なく斬り伏せる。並々ならぬ剣の腕を持ち、目にもとまらぬ光速の剣技は一撃必殺の威力を誇る。実は銀の文明の民の末裔で、ファイナの幼馴染み。銀で出来た剣を所持する。冷徹な思考と的確な判断力を持ち、無駄話を好まない。 元々はファイナより先に月晶を探す旅に出ていたが、事故に遭ってバルアに助けられた過去がある。 旗船の名は「モノケロス」。最新型の「デルフィナス」に近い高性能な戦艦で、船首にラムの付いた黒い艦である。別の場面では全くフォルムの違う艦に乗っていたことがあるが、ゲーム中ではそちらが「モノケロス」と説明される。 中盤から何度かヴァイス達の前に現れ、2度目の邂逅では3人を瞬く間に撃退、月晶を奪って姿を消す。終盤ではガルシアンの代わりにアトランティアの守護を任されたが、主君の死に激昂、滅びの雨を降らせようとするも長老達に妨害され失敗。その後、乗り込んで来たヴァイス達と激闘の末に敗北。命と引き換えにジェロスを目覚めさせ、人間を皆殺しにしようとする。ジェロスの撃破後、その一部と融合した異形の姿でデルフィナスの甲板に落着。死闘の末に撃破され、主の名を叫びながら消滅。残った銀の月晶は、ヴァイスの手で雲海へ葬られた。 ボスとしては最終決戦の相手だけあってガルシアン以上の能力を持っており、強力な煌術に加えて超威力の全体攻撃「銀色の光と闇」や一撃必殺級の単体攻撃「銀の無限凍土」、プラスステータス解除の「銀世界の破滅」や自動回復付加、最終戦では味方を操る「銀色の悪夢」など桁外れに強力な技を次々と繰り出して来る。 GC版『レジェンド』では副官就任以前の過去が描かれている。銀の大神殿から渡り来た当初は素直で人当たりの良い性格で、アルマダのメンドーサ提督の下、ドクとともに働いていた。モンテスマ侵攻に異を唱え、それに一役買ったガルシアンに当時激しい怒りを抱いていた。だが、抗議した自分にガルシアンが残した言葉が気にかかり、メンドーサの身辺を密かに調査。 その結果、親同様に慕っていたメンドーサがモンテスマの住民を不当に働かせ、月煌石の密貿易で私腹を肥やしていたことを知ってショックを受ける。その後、旗艦「アクイラ」での航行中、メンドーサに詰め寄ったところ殺されそうになり、自分の信じていたものが偽りだったと知った衝撃のまま剣を振るい、衛兵とメンドーサを斬殺。艦に火を放ってドクに「今までの自分はここで死んだ」と別れを告げ、姿を消す。その後、力持つ者のみを信じると心に決め、ガルシアンの下に走った。 メンドーサの娘であるピアストルはこの一件で誤解から空賊を憎悪するようになり、その妹マリアは家族を失ったショックで心を閉ざしてしまった。彼女らのその後についてはヴァイス達との関わりの中で明らかとなる。
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世界の中央区域で北に位置する大陸にある国。勢力は非常に大きいが、黄の月の影響下にあり常に雷雲に覆われている上、大陸が峻険なため街は帝都しかない。ガルガンチュア要塞が唯一の通用口。ナスルとは長年のライバル。科学技術では世界一であり、世界一周航路や他の大陸などにも詳しい。
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