ビーズキス時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/14 06:36 UTC 版)
「神戸ハーバーランドセンタービル」の記事における「ビーズキス時代」の解説
『神戸ハーバーサーカス』の撤退を受け、当時ビルを所有していた住友生命保険が店舗跡を約30億円かけて改装し、野村不動産ホールディングス傘下の商業コンサルタント業者であるジオ・アカマツの運営により2004年(平成16年)12月3日に『ビーズキス』として改めて開業した。 「ビーズキス」は「ミツバチの口づけ」という意味で、開業当初は家族向けの有力店の誘致に力を入れ、ゲーム機器大手のナムコが運営し、レトロな港街をイメージした約3,000m2のフロアに全国の有名洋菓子店約20店を集めた洋菓子のテーマパーク『神戸スイーツハーバー』を目玉とし、ユニクロやトイザらスなどの衣料品店や雑貨店、ボウリングやフットサルなどが楽しめる24時間営業の遊戯施設など約60店が入居した。中でも『神戸スイーツハーバー』は、2006年(平成18年)7月に来客数が累計500万人を突破するなど根強い人気を持っていた。 その後、2007年(平成19年)3月1日に住友生命保険がビルの持ち分92.87%を三菱UFJ信託銀行に売却、同行傘下の特別目的会社・神戸HLホールディングがその受益権を取得したが、この際には神戸市の外郭団体・神戸ハーバーランド情報センターは残りの持ち分7.13%を引き続き保有した。また程なくして、同行はパシフィックマネジメント(後のパシフィックホールディングス)の特別目的会社に転売。運営権はイタリアの投資会社・イフィル傘下の不動産賃貸および売買仲介業者・クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドに全面委託された。 2007年(平成19年)1月25日には、神戸スイーツハーバーが3年間の契約期限が来たことを理由に閉店。その後も2008年(平成20年)1月のトイザらスなど、主力テナントの撤退が相次いだため、同年3月にはテナント数は約30店まで減少した。
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