ベルツ肺吸虫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/24 15:28 UTC 版)
ベルツ肺吸虫(べるつはいきゅうちゅう、学名:Paragonimus pulmonalis、シノニムDistoma pulmonale (Baelz, 1883))は、肺吸虫科 Paragonimus 属に属する吸虫の1種であり、肺吸虫症(肺ジストマ症)の病原体。ベルツにより発見されウェステルマン肺吸虫として分類されていたものであるが、宮崎によって、三倍体(3n=33)であり、単為生殖を行うことから別種であると提唱された[1]。ただし研究者によっては同種として扱うことも多い。本文では、本種をウェステルマン肺吸虫とは別種として扱うこととする。
- ^ 宮崎一郎、「いわゆるウェステルマン肺吸虫の2型について,新しい和名「ベルツ肺吸虫」の提唱」『日本医事新報』 2819, 43-48, 1978, NAID 10005936562
- ^ Wiki - American Association of Veterinary Parasitologists(Web)
- ^ P.H. Manson-Bahr. Notes on Some Landmarks in Tropical Medicine. (pdf) Proceedings of the Royal Society of Medicine (1937) Aug; 30(10): 1181–1184.
- ^ Max Braun. Animal Parasites of Man (PDF) (1906) 161-163[リンク切れ]
- ^ 肺吸虫の概要 (pdf) 平成22年度食品安全確保総合調査「食品により媒介される感染症等に関する文献調査報告書
- ^ 肺吸虫の生物学 (pdf)・日本における寄生虫学の研究 7[リンク切れ]
- ^ 鈴木了司, 吾妻健, 吉田泰夫 ほか、「腹部肺吸虫症の2例」『Japanese Journal of Tropical Medicine and Hygiene』 1985年 13巻 3号 p.251-258, doi:10.2149/tmh1973.13.251, 日本熱帯医学会
- ^ 食品衛生調査会食中毒部会 食中毒サーベイランス分科会の検討概要・厚生労働省 報道発表資料 (Web)
- 1 ベルツ肺吸虫とは
- 2 ベルツ肺吸虫の概要
- 3 日本における衛生学的知見
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